Actualités japonaises: ヘリ不時着操縦の警察官「風にあおられ機体が不安定に」

ヘリ不時着ふじちゃく操縦そうじゅうの警察官けいさつかん「風かぜにあおられ機体きたいが不安定ふあんていに」

Feb 1, 2020 18:02 2

Furigana

1日にち午前ごぜん、福島ふくしま県けん郡山こおりやま市しで移植いしょく手術しゅじゅつのための臓器ぞうきを運はこんでいた警察けいさつのヘリコプターが不時着ふじちゃくし横転おうてんした事故じこで、操縦そうじゅうしていた警察官けいさつかんが「風かぜにあおられて機体きたいが不安定ふあんていになった」と話はなしていることが分わかりました。この事故じこではヘリコプターに乗のっていた７なな人にんが重軽傷じゅうけいしょうを負おい、東京とうきょうで予定よていされていた心臓しんぞうの移植いしょく手術しゅじゅつは中止ちゅうしされました。1日にち午前ごぜん８はち時じすぎ、郡山こおりやま市し三穂田みほた町まちで、福島ふくしま県けん警察けいさつ本部ほんぶの航空こうくう隊たいのヘリコプター「あづま」が不時着ふじちゃくし、横転おうてんしました。

この事故じこでヘリコプターに乗のっていた７なな人にんのうち、県警けんけい察さっ本部ほんぶ地域ちいき企画きかく課かの59歳さいの課長かちょうや医師いしなど４よん人にんが胸むねや腕うでの骨ほねを折おる大だいけがをしました。

ほかの警察官けいさつかんと警察けいさつ職員しょくいんの３さん人にんは軽かるいけがだということです。

現場げんば周辺しゅうへんにはヘリコプターのブレードと呼よばれる羽根はねなどが散乱さんらんしましたが、付近ふきんの住宅じゅうたくや住民じゅうみんに被害ひがいはないということです。

警察けいさつによりますと、飛行ひこう前まえに行いった機体きたいの点検てんけんで異常いじょうはなく、ヘリコプターを操縦そうじゅうしていた38歳さいの警部けいぶは「風かぜにあおられて機体きたいが不安定ふあんていになった。何なんとか住宅じゅうたくがないところまで持ち直もちなおした」と話はなしているということです。

国くにの運輸うんゆ安全あんぜん委員いいん会かいは航空こうくう事故じこ調査ちょうさ官かん２に人にんを現地げんちに派遣はけんし、事故じこの原因げんいんを詳くわしく調しらべることにしています。

日本にっぽん臓器ぞうき移植いしょくネットワークによりますと、このヘリコプターは脳死のうしと判定はんていされた50代だいの男性だんせいから提供ていきょうされた心臓しんぞうを運はこんでいたということで、事故じこのあと、東京とうきょう大学だいがく附属ふぞく病院びょういんに届とどけられましたが、病院びょういんなどは心臓しんぞうの機能きのうを保証ほしょうできないとして手術しゅじゅつは中止ちゅうししました。