トルコのイスタンブールに
ある国際空港で
旅客機が
着陸に
失敗して
滑走路をはずれ
機体が
大きく
壊れました。
この事故で52
人がけがをして
病院で
手当てを
受けていて、
航空当局は
空港を
閉鎖して
状況を
調べています。トルコの
最大都市、イスタンブールの
アジア側にあるサビハ・ギョクチェン
国際空港で
5日、
国内線の
旅客機が
着陸に
失敗して
滑走路をはずれ、
機体が
大きく
壊れました。
現地からの映像では旅客機は空港の敷地の端にある壁の間際で大破していて機体が2か所で割れ、機首の部分は逆さまになっています。
旅客機はトルコのLCC=格安航空会社、ペガサス航空のもので、乗客と乗員合わせておよそ180人を乗せてトルコ西部のイズミルからイスタンブールに到着したところでした。
イスタンブール県庁によりますと52人がけがをして病院で手当てを受けているということです。
事故が起きた当時、イスタンブールには大雨や強風の注意報が出ていて、現地の航空当局は空港を閉鎖して状況を調べています。
現地の日本総領事館によりますと乗客の情報の確認を進めていますが今のところ日本人が巻き込まれたという情報は入っていないということです。
滑走路上で停止せず
旅客機が発信する位置や高度の情報をもとに飛行コースを公開している民間のホームページ、「フライトレーダー24」によりますと、大破した旅客機はボーイング737型機で、サビハ・ギョクチェン国際空港に着陸した際、滑走路上で停止せず、その直線上の空港の端付近で停止しているのが確認できます。
ペガサス航空 2018年にも事故
公式のホームページによりますと、ペガサス航空は1990年に運航を開始したトルコのLCC=格安航空会社です。
イスタンブールのアジア側にあるサビハ・ギョクチェン空港を拠点に国内各地を結ぶ定期便のほかトルコとヨーロッパや中東各国など40を超える国を結ぶ国際線も運航しています。
ペガサス航空は2018年1月にもトルコ北東部の空港で着陸後に滑走路を大きくそれて崖を滑り落ちる事故を起こしています。