働く人たちに
景気の
実感を
聞く景気ウォッチャー
調査では
先月の
景気の
現状を
示す指数が
3か月連続で
改善しましたが、
新型コロナウイルスの
感染拡大を
懸念する
声が
相次ぎ、
先行きを
表す指数が
悪化しました。
景気ウォッチャー
調査は
小売店の
従業員やタクシーの
運転手など、
働く人たち2000
人余りに
景気の
実感をたずねて
指数にしたものです。
内閣府によりますと、先月の景気の現状を示す指数は41.9と、前の月を2.2ポイント上回って3か月連続で改善しました。
一方、2、3か月後の景気のよしあしを表す指数は41.8と前の月を3.7ポイント下回りました。先月の調査では景気の先行きについて新型コロナウイルスの感染拡大の影響を懸念する声が相次ぎました。
このうち近畿地方の旅館からは外国人旅行者だけではなく、国内旅行をする人も減る傾向が出始めているという声が寄せられました。
また東海地方のコンビニエンスストアからは、今はマスクが売れているが、外出を控える動きが広がると売り上げが落ち込むおそれがあるという声が上がっていました。
内閣府は「観光や小売り関連の企業だけではなく、製造業など幅広い業種で新型コロナウイルスの感染拡大の懸念が広がっている」と話しています。