歌舞伎俳優の
市川海老蔵さんが
日本外国特派員協会で
記者会見し、
来年、
市川團十郎を
襲名する
抱負を
述べたほか、
父親が
白血病を
乗り越えたことを
踏まえて、
競泳の
池江璃
花子選手に
向けて「
治ること、
元気に
なることを
信じたい」と
激励しました。
市川海老蔵さんは、
江戸時代から
続く歌舞伎界の
大名跡、
市川團十郎を
来年5月に
襲名し、
十三代目市川團十郎白猿を
名乗ることを
表明しています。
海老蔵さんは、13日、東京・千代田区の日本外国特派員協会で記者会見し、来年の襲名披露興行について「5月と6月は團十郎家に伝わる演目が中心になるが、オリンピックが始まる7月には海外の人に向けて演目を変える可能性もある。オリンピック期間中に海外の人が楽しめる公演を企画したい」と話しました。
また会見では、12日、白血病と診断されたことを明らかにした競泳の池江璃花子選手への思いについても聞かれました。
海老蔵さんの父親の十二代目市川團十郎さんは、平成16年に「急性前骨髄球性白血病」と診断されましたが、厳しい治療を乗り越えてその後も歌舞伎界を代表する俳優として活躍し、平成25年に肺炎で亡くなるまでのおよそ1年半、「全国骨髄バンク推進連絡協議会」の会長も務めました。
海老蔵さんは「うちの父もそんな病気でした」と振り返ったうえで、「軽々しいことは言えませんが、すべての人が彼女の回復を願っていると思います。『治る病気です』と、ご本人も書かれていましたが、治ること、元気になることを皆で信じたい」と話し、池江選手を激励していました。