「みんなの首里城デジタル復元プロジェクト」と名付けられたこの取り組みは、画像処理の技術を研究している東京大学の川上玲特任講師ら有志で作るグループが立ち上げました。
プロジェクトでは写真や動画を画像処理して、立体的なデジタル画像を作る技術を使って焼失した首里城を3Dで再現します。
さまざまな角度から撮られた写真が多いほど精密に復元できることから、グループでは100万枚を目標にしていて、ウェブサイトを通じて過去に首里城を訪れた際の思い出の写真などの提供を呼びかけています。
復元された3Dの首里城には写真に添えられた思い出やメッセージなどを表示し、VR=バーチャルリアリティーの技術を使ってかつての首里城を訪れる疑似体験もできるようにするということです。
川上特任講師は「焼失したニュースを見て大変悲しく、自分たちの技術を使ってなにかできないかと考えました。どんな写真でもいいので多くの人から送ってもらえればうれしいです」と話していました。
みんなの首里城デジタル復元プロジェクトのアドレス
https://www.our-shurijo.org