日本大学アメリカンフットボール
部の
悪質タックル
問題で、
検察が
傷害の
疑いで
被害届が
出ていた
前の
監督と
元コーチを、
近く不起訴にするとともに、タックルをした
選手についても
起訴猶予にする
方針を
固めたことが
関係者への
取材でわかりました。
日本大学のアメリカンフットボール
部をめぐっては
去年、
選手が
試合中に
相手の
チームの
選手に、
悪質なタックルをしてけがをさせました。
日大の第三者委員会は反則行為は内田正人前監督(64)と、井上奨元コーチ(30)の指示で行われたと認定しましたが、警視庁は明確な指示は確認できず、被害届が出された傷害の容疑について、刑事責任は問えないという捜査結果をまとめた書類を、検察に送付していました。
これを受けて東京地検立川支部が処分を検討した結果、近く2人を嫌疑不十分で不起訴にする方針を固めたことが、関係者への取材でわかりました。
また、タックルをして傷害の疑いで書類送検されていた選手についても、被害者側と示談が成立していることなどから、起訴猶予にする方針で、これにより一連の捜査は終結する見通しです。