フランスのマクロン
大統領は、
安全保障政策をめぐる
アメリカとの
関係について、「
同盟関係に
あることは
奴隷と
なることとは
違う」と
述べ、ヨーロッパの
国々が
一体となって
防衛にあたるため、
独自の
軍をつくる
必要性を
改めて強調しました。マクロン
大統領はことし
8月、パリの
大統領府で
行った
外交方針演説で、「
ヨーロッパはもはや
安全保障を
アメリカに
頼ることはできない」と
述べたほか、
今月にはヨーロッパ
独自の
軍隊が
必要だと
発言しています。
マクロン大統領は14日、訪問先のトゥーロンでメディアのインタビューに応じ、「アメリカはわれわれの同盟国だが、フランスの大統領として『すべての安全保障をアメリカにゆだねます』と言えるのか。答えはノンだ」と述べました。
そのうえで「同盟関係にあることは奴隷となることとは違う。アメリカには頼るべきではない」と述べ、各国が一体となって防衛にあたるため、ヨーロッパ独自の軍をつくる必要性を改めて強調しました。
ヨーロッパ軍の創設についてトランプ大統領は今月9日、米仏首脳会談を前に「アメリカを侮辱するものだ」とツイッターに投稿していて、安全保障政策をめぐって両国の亀裂が鮮明になっています。