中米のグアテマラで
大規模な
火山の
噴火が
起き、
政府は、
周辺の
住民およそ4000
人に
避難命令を
出すとともに、
今後の
火山活動に
警戒を
呼びかけています。
噴火が
起きたのは、グアテマラの
首都グアテマラシティーの
南西およそ40
キロに
ある、
標高3700
メートル余りの「フエゴ
火山」です。
現地の災害当局によりますと、溶岩が火口から300メートルにわたって流れ出たほか、3000メートル以上の噴煙が上がりました。
これまでにけが人などの被害は出ていませんが、現地で撮影された映像からは、オレンジ色の溶岩が頂上付近から激しく噴き上がったり、灰色の煙が空高く上っている様子が確認できます。
フエゴ火山が噴火するのはことしに入って5回目で、ことし6月に起きた大規模な噴火では、死亡したり行方が分からなくなったりした人が400人以上に上りました。
政府は周辺に住むおよそ4000人に避難命令を出し、安全な場所に避難させるとともに、今後の火山活動に警戒を呼びかけています。