일본어 뉴스: “大嘗祭への公的費用支出は憲法違反”宗教関係者らが提訴

“大嘗祭だいじょうさいへの公的こうてき費用ひよう支出ししゅつは憲法けんぽう違反いはん”宗教しゅうきょう関係かんけい者しゃらが提訴ていそ

Dec 10, 2018 16:12

Furigana

来年らいねんの皇位こうい継承けいしょうに伴ともなう「大嘗祭だいじょうさい」などの儀式ぎしきに公的こうてきな費用ひようを支出ししゅつすることは、政教せいきょう分離ぶんりを定さだめた憲法けんぽうに違反いはんするとして、宗教しゅうきょう関係かんけい者しゃなどが国くにに対にたいし、支出ししゅつをやめるよう求もとめる訴うったえを東京とうきょう地方ちほう裁判所さいばんしょに起おこしました。訴うったえを起おこしたのは、宗教しゅうきょう関係かんけい者しゃや大学だいがく教員きょういんなど、240人にん余あまりです。

訴うったえによりますと、「大嘗祭だいじょうさい」や「即位そくいの礼れい」など、皇位こうい継承けいしょうに伴ともなう一連いちれんの儀式ぎしきは神道しんとうに基もとづく宗教しゅうきょう的てき儀式ぎしきで、公的こうてきな費用ひようを支出ししゅつすることは政教せいきょう分離ぶんりを定さだめた憲法けんぽうに違反いはんするとして、国くにに対にたいし、支出ししゅつをやめるよう求もとめています。

このうち、来年らいねん11月つきに行おこなわれる「大嘗祭だいじょうさい」は、天皇てんのうが即位そくい後ご初はじめて、新あたらしく収穫しゅうかくされた米べいなどを天てん照あきら大神だいじんとすべての神かみ々に供そなえたうえで、みずからも食たべ、国くにと国民こくみんの安寧あんねいや五穀豊ごこくほうじょうなどを祈いのる儀式ぎしきで、政府せいふは公的こうてきな予算よさんにあたる「宮廷きゅうてい費ひ」から支出ししゅつすることを決きめています。

大嘗祭だいじょうさいの費用ひようについては、秋篠宮あきしののみやさまが先月せんげつ、記者きしゃ会見かいけんで、儀式ぎしきの宗教しゅうきょう色しょくを踏ふまえ、天皇てんのうの生活せいかつ費ひにあたる予算よさんの「内廷ないてい費ひ」から支出ししゅつするべきだという考かんがえを示しめし、政府せいふの決定けっていと異ことなる意見いけんを述のべられています。

訴うったえを起おこしたグループでは、どの予算よさんで費用ひようを出だすかにかかわらず、儀式ぎしきを行おこなうこと自体じたいが憲法けんぽうに違反いはんするとしていて、原告げんこくの１いち人にんの大学だいがく教授きょうじゅの佐野さの通夫みちおさんは、会見かいけんで「平成へいせいの代替だいがわりの際さいに大おおきな議論ぎろんになったにもかかわらず、政府せいふは何なにの議論ぎろんもないまま、前例ぜんれいを踏襲とうしゅうしようとしている」と批判ひはんしました。