東京都が、
中央区に
ある旧築地市場の
跡地について、
国際会議や
展示会などを
行うことが
できる大規模な
施設の
整備を
中核にした
再開発を
行う
方向で
検討を
進めていることが
分かりました。
豊洲市場への
移転に
伴って、
去年10
月に
閉場した
旧築地市場は
現在、
解体工事が
進められていて、
およそ23ヘクタールの
跡地は
来年の
東京オリンピック・パラリンピックで
選手などの
輸送拠点として
使用される
予定です。
東京都は、旧築地市場の跡地について、東京大会の終了後、再開発することにしていて、その方針の検討を進めています。
関係者によりますと、都は再開発の方針として、海外からビジネスや観光などで訪れる人を増やして東京の国際競争力を高めるため、国際会議や展示会などを行う大規模な施設の整備を中核に据えることにしています。
併せて高級ホテルを誘致するとともに、銀座に近く、浜離宮恩賜庭園や隅田川が周辺にある立地をいかした交流施設などを整備するということです。
また、こうした再開発について、都は旧築地市場の都有地を民間に長期で貸し付けする方向で検討しているということです。都は、今月下旬をめどに再開発の方針の素案を公表し、意見を募集したうえで、今年度中に正式な方針をまとめることにしています。