北朝鮮が
洋上で
物資を
積み替える「
瀬取り」を
続けている
疑いが
あると
日本政府が
国連安全保障理事会に
通報していたことがわかり、
今後、
安保理では
制裁決議違反にあたる
可能性があるとして
協議が
行われることになり
そうです。
安保理関係者によりますと、
日本政府は
去年11
月、
北朝鮮が
関与した
疑いが
ある2件の「
瀬取り」の
事例を
安保理の
北朝鮮制裁委員会に
書簡で
通報しました。
書簡は、去年9月12日の深夜から13日の朝にかけて東シナ海の公海上で、北朝鮮船籍のタンカーにシンガポール船籍のタンカーが横付けされ、2隻の間にはホースがのびていたことから、石油精製品が移し替えられた疑いがあるとしています。
また、同じ海域では、去年10月28日の午前と午後にも、制裁対象に指定されているタンカーにシンガポール船籍のタンカーが横付けされているのを確認したとして、北朝鮮が「瀬取り」を続けている疑いがあるとしています。
安保理関係者によりますと、これらの事例は、ことし3月にも公表される制裁委員会の報告書に盛り込まれる見通しで、安保理では、今後、制裁決議違反にあたる可能性があるとして協議が行われることになりそうです。