1日午前7時前、インドから
成田空港に
到着した
日本航空機が
着陸後に
誘導路から
外れて
動けなくなっています。
雪の
影響で
タイヤが
滑ったとみられていて、
成田空港は
一部の
滑走路の
閉鎖が
続いています。
1日午前6時53
分ごろ、インドのニューデリーから
成田空港に
到着した
日本航空740
便、ボーイング787
型機が
着陸後に
駐機場に
向かう途中で
誘導路から
外れて
動けなくなりました。
この便には、乗客乗員合わせて201人が乗っていましたが、けが人の情報はないということです。
機体はおよそ3時間たっても現場から動けないままで、日本航空は午前9時すぎからタラップを使って乗客を機体から降ろし、バスでターミナルに移動させています。
日本航空などによりますとパイロットからは「着陸後、誘導路に入った際に左のタイヤが滑った」という連絡があったということで、雪の影響でタイヤが滑ったとみられています。
この影響で成田空港では、A滑走路がおよそ1時間にわたって閉鎖されたあと、いったん運用が再開されましたが、安全確認のため、午前8時45分から再び閉鎖されています。
日本航空では機体を移動させる準備を進めていますが、めどは立っていないということです。
乗客「スリップしたような感覚」
インド旅行から帰国したという58歳の女性は「左側の翼の近くの席に座っていましたが、誘導路でタイヤがスリップしたような感覚とともに『ゴゴゴ』という音がしたのでびっくりしました。3時間近く機内で待たされたので疲れました」と話していました。
また、出張でインドに行っていたという49歳の男性は「機体が傾いたのがわかったあと、5分ほどしたあとに、機長から『ブレーキをかけたところ曲がりきれずに誘導路を逸脱しました』とアナウンスがありました。乗客は落ち着いた様子でトラブルなどはありませんでした」と話していました。