島根県のかにかご
漁業組合に
所属する
漁船が、
日本海でベニズワイガニ
漁を
行っていたところ、ロシアの
警備艇に
連行されました。
乗組員の
健康状態は
問題ないという
情報が
入っているということで、
島根県などが
詳しい状況を
確認しています。
島根県などによりますと、
島根県かにかご
漁業組合に
所属する
漁船「
第68
西野丸」が、
日本海でロシアの
警備艇に
連行されたと
水産庁から
連絡が
入りました。
この漁船は島根県出雲市の水産会社「利見水産」が所有しており、会社の社長の利見秀治さん(52)など、合わせて10人が乗っているということです。
ベニズワイガニ漁を行うため、先月26日に鳥取県境港市にある境港を出港しましたが、4日後の30日に連絡が取れなくなったということで、島根県などが詳しい状況の確認を進めています。
利見社長の妻で、会社の役員を務める佐由里さんは2日朝、境港市にある事務所でNHKの取材に応じ、「きのう、組合から連絡があり、今のところ乗組員の健康状態に問題はないと聞いています。とにかく無事で帰ってきてほしいです」と話しています。
島根県かにかご漁業組合の古木均事務局長は、NHKの取材に対し、「乗組員の健康状態は問題ないと聞いているがどんな環境におかれているのか わからないので心配だ。できるだけ早く帰れるよう水産庁や外務省に働きかけたい」と話していました。