松江市に
ある障害者施設の51
歳の
経営者ら
2人が
重い知的障害のある
小学生の
女の子に、
風船を
服の
中に
入れて
破裂させる
などしたとして、
暴行の
疑いで
逮捕されました。
逮捕されたのは、
松江市の
障害者施設「こぱん」の
経営者、
石和田淳容疑者(51)と
施設の
職員の
秦恵容疑者(35)です。
警察によりますと、石和田容疑者は去年11月、施設内で、重い知的障害のある小学3年生の女の子に、風船を服の中に入れて破裂させたり、首に腕を回して持ち上げたりしたとして、暴行の疑いが持たれています。また、秦容疑者は同じ女の子の頭などを殴った疑いが持たれています。
警察によりますと、松江市から「障害のある児童に虐待が行われている」と通報があり、捜査を進めたところ、施設内の防犯カメラに女の子に暴力を振るう様子が写っていたということです。
調べに対し、石和田容疑者は「今は話せない」と供述し、秦容疑者は「覚えていない」と容疑を否認しているということです。
島根県によりますと、この施設は定員10人で障害のある小学生から高校生までを受け入れ、学習支援などを行っているということです。
警察は、防犯カメラの映像や施設関係者への聞き取りなどから、ほかにも、重い障害のある子どもたちへの暴力が繰り返されていた疑いがあると見て捜査しています。