ことしのノーベル賞の物理学賞は、青い光を出すLEDを作った3人の日本人研究者がもらうことになりました。名城大学教授の赤崎勇さんと、名古屋大学大学院教授の天野浩さんと、カリフォルニア大学教授の中村修二さんです。
3人はLEDの中でも作ることが難しい青いLEDの研究をしました。いろいろな色を作るためには赤と緑と青の3つの色が必要ですが、LEDには青だけがありませんでした。
赤崎さんと天野さんは、青い光を出すために必要な物質を世界で初めて1986年に作りました。
中村さんは、この物質を使ってとても明るい青いLEDを世界で初めて1993年に作りました。
青いLEDができたため、どんな色の光でも出すことができるようになりました。多くの新しい製品を作ることができるようになって、部屋の明かりやスマートフォン、信号機などいろいろなところで使っています。