文部科学省は、1年に30日以上学校を休んだ小学生や中学生について毎年調べています。
2013年度に病気やお金の問題以外の理由で学校を休んだ子どもは、小学校で2万4175人、中学校で9万5442人で、全部で11万9617人でした。前の年より7000人ぐらい多くなりました。
学年が上がると、休む子どもが増えます。小学校6年生は8010人ですが、中学校1年生は2万2390人、中学校3年生は3万8736人になっています。
休むようになった理由を学校に質問すると、「不安など心の問題」がいちばん多くて28.1%、次が「何かしようという気持ちが出ない」で25.6%でした。「いじめ以外の友達の問題」は15%でした。
東京学芸大学の小林正幸教授は「家族や先生は、子どもが『つらい』と相談しやすいようにしていくことが大切です」と話しています。