今月12日、すい星(=ほうきのような形の尾がある星)を調べる小さな探査機「フィラエ」がすい星に降りました。
ドイツ航空宇宙センターは、フィラエが集めたデータを調べました。その結果、すい星の表面はマイナス170℃のとても硬い氷だったと発表しました。そして、氷の周りにはほこりのようなものが厚さ10cm〜20cmくらい付いていました。
すい星の表面には、有機物(=生物の体を作っている物質)もありました。
すい星には、海の水とよく似た氷や、生物が生まれるために必要な物質があると言われています。このため、地球とすい星がぶつかって、水や生物ができたと考える人もいます。フィラエが集めたデータが、その考えを証明することができるか注目が集まっています。