일본어 뉴스: 【随時更新】ロシアウクライナに軍事侵攻（8日の動き）

ロシアによるウクライナに対にたいする軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづいています。

ウクライナの各地かくちでロシア軍ぐんとウクライナ軍ぐんが戦闘せんとうを続つづけていて、大勢たいせいの市民しみんが国外こくがいへ避難ひなんしています。戦闘せんとうの状況じょうきょうや関係かんけい各国かっこくの外交がいこうなどウクライナ情勢じょうせいをめぐる8日にち（日本にっぽん時間じかん）の動うごきを随時ずいじ更新こうしんでお伝おつたえします。

（日本にっぽんとウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間じかんの時差じさがあります）

ロシア軍機ぐんきか北海道ほっかいどうに向むけ直進ちょくしん飛行ひこう確認かくにん防衛ぼうえい省しょう

ロシア軍機ぐんきとみられる航空こうくう機き4機きが、7日にち夜よる、日本海にほんかいから北海道ほっかいどうに向むけて直進ちょくしんするように飛行ひこうしてきたのを自衛隊じえいたいが確認かくにんしました。領空りょうくう侵犯しんぱんはありませんでしたが、防衛ぼうえい省しょうは、特異とくいな行動こうどうとして、飛行ひこうの目的もくてきを分析ぶんせきしています。

ゼレンスキー大統領だいとうりょう「現在げんざいの10倍ばい以上いじょうの軍事ぐんじ物資ぶっしと人員じんいんが必要ひつよう」

ゼレンスキー大統領だいとうりょうは7日にち「過去かこ24時間じかんで、戦況せんきょうに大おおきな変化へんかはない」と攻防こうぼうが続つづいているとしたうえで、ロシア側がわが東部とうぶドンバス地域ちいきや南部なんぶヘルソン州しゅうに増援ぞうえん部隊ぶたいを送り込おくりこもうとしていると指摘してきしました。そして「われわれが部隊ぶたいを前進ぜんしんさせるには、少すくなくとも現在げんざいの10倍ばい以上いじょうの軍事ぐんじ物資ぶっしと人員じんいんが必要ひつようだ」と述のべ、各国かっこくにさらなる支援しえんを求もとめました。

次つぎの国連こくれん総会そうかい議長ぎちょうにハンガリーの元もと国連こくれん大使たいし

国連こくれん総会そうかいの次つぎの議長ぎちょうにハンガリーの元もと国連こくれん大使たいしが選出せんしゅつされ、ウクライナ情勢じょうせいをめぐり国連こくれんの役割やくわりが注目ちゅうもくされる中なか、国連こくれん総会そうかいのかじ取かじとりを担になうことになります。

国連こくれん総会そうかいの会期かいきは、毎年まいとし9月つきから1年間ねんかんで、アメリカ・ニューヨークの国連こくれん本部ほんぶでは7日にち、次つぎの会期かいきの議長ぎちょうにハンガリーの元もと国連こくれん大使たいし、コロシ氏しが選出せんしゅつされました。

コロシ氏しは演説えんぜつで「国連こくれんの信頼しんらい性せいは危機ききにひんしている。協力きょうりょくの精神せいしんが失うしなわれているという懸念けねんの声こえも多おおい」と危機きき感かんを示しめしたうえで、「われわれが力ちからを合あわせることで、前例ぜんれいのないグローバルな課題かだいにも対処たいしょできる」と述のべ、加盟かめい各国かっこくに連帯れんたいと協力きょうりょくを呼よびかけました。

NATO 加盟かめい申請しんせいの北欧ほくおう2国こくと大だい規模きぼ演習えんしゅうバルト海ばるとかいで

NATO＝北大ほくだい西洋せいよう条約じょうやく機構きこうの加盟かめい国こくは、先月せんげつ、加盟かめいを申請しんせいした北欧ほくおうのスウェーデンとフィンランドとともに海軍かいぐんの大だい規模きぼな演習えんしゅうをバルト海ばるとかいで行おこなっています。

演習えんしゅうは今月こんげつ5日にちに始はじまり、アメリカやドイツ、トルコなどNATOの14の加盟かめい国こくに加くわえて、先月せんげつ加盟かめいを申請しんせいしたスウェーデンとフィンランドの海軍かいぐんも参加さんかしておよそ2週間しゅうかんにわたって行おこなわれます。

NATOはこの演習えんしゅうについて、50年ねん前まえから毎年まいとし行おこなわれておりロシアによるウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうと直接ちょくせつのかかわりはないとしていますが、演習えんしゅう開始かいし前まえの4日にちにスウェーデンの首都しゅとストックホルムで記者きしゃ会見かいけんしたアメリカ軍ぐんの制服せいふく組ぐみトップのミリー統合とうごう参謀さんぼう本部ほんぶ議長ぎちょうは「大国たいこくが小規模しょうきぼな国々くにぐにを侵略しんりゃくすれば代償だいしょうを支払しはらうことになると示しめすものだ」と強調きょうちょうしました。

ロシア軍ぐん東部とうぶルハンシク州しゅうの97％を掌握しょうあくと主張しゅちょう

ロシアのショイグ国防こくぼう相しょうは7日にち、東部とうぶルハンシク州しゅうでウクライナ側がわが拠点きょてんとするセベロドネツクについて「住宅じゅうたく地域ちいきは完全かんぜんに掌握しょうあくした。現在げんざい、工業こうぎょう地帯ちたいや近隣きんりんの集落しゅうらくで攻撃こうげきを続つづけている」と述のべ、現時点げんじてんで州しゅう全体ぜんたいの97％を掌握しょうあくしたと、主張しゅちょうしました。

これについてセベロドネツクのストリュク市長しちょうは7日にち、地元じもとメディアの取材しゅざいに対にたいして「敵てきは次つぎから次つぎへと兵士へいしを送り込おくりこんでいる」と苦戦くせんを認みとめながらも、「われわれは敵てきの突撃とつげきを食い止くいとめている」と述のべ、抵抗ていこうを続つづける姿勢しせいを崩くずしませんでした。

ウクライナ特設とくせつサイト日にちごとの戦況せんきょう地図ちずはこちらから

親しんロシア派はロシア軍ぐんの将軍しょうぐん1人にんの戦死せんし認みとめる

一方いっぽうで、ロシアを後うしろ盾たてとする親しんロシア派はの武装ぶそう勢力せいりょくの指導しどう者しゃプシリン氏しは、7日にち、自身じしんのSNSに、ロシア軍ぐんの将軍しょうぐんの遺影いえいとともに「残念ざんねんながらわれわれは、彼かれとお別わかれすることになった」と、メッセージを投稿とうこうしました。

ウクライナでは、軍事ぐんじ侵攻しんこうの当初とうしょからロシア軍ぐんの将軍しょうぐんや指揮しき官かんが、前線ぜんせんで戦死せんしするケースが相次あいつぎ、今いまも一部いちぶでは苦戦くせんを強しいられているものとみられます。

メルケル前ぜん首相しゅしょう「正当せいとう化かの余地よち全まったくない」ウクライナ侵攻しんこうを非難ひなん

去年きょねん12月つきに退任たいにんしたドイツのメルケル前ぜん首相しゅしょうが7日にち、トークイベントに登場とうじょうし、ロシアによるウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうについて「正当せいとう化かの余地よちは全まったくない。国際こくさい法ほうに違反いはんする残忍ざんにんな侵略しんりゃくだ」と述のべ、強つよく非難ひなんしました。

そして8年ねん前まえ、クリミアを一方いっぽう的てきに併合へいごうしたロシアのプーチン大統領だいとうりょうと対話たいわを重かさねながら侵攻しんこうを防ふせげなかったことについて、「外交がいこうがうまくいかなかったことはたいへん悲かなしいことだ。今回こんかいのような事態じたいを防ふせぐ安全あんぜん保障ほしょうの枠組わくぐみを作り出つくりだすことができなかった」と述のべながらも「外交がいこうは失敗しっぱいしたとしても間違まちがいではない」と述のべ、みずからの対応たいおうは誤あやまりではなかったとの認識にんしきを示しめしました。

停戦ていせん交渉こうしょうの仲介ちゅうかい役やく担になってきたトルコロシアと外相がいしょう会談かいだんへ

外交がいこう面めんでは、停戦ていせん交渉こうしょうの仲介ちゅうかい役やくを担になってきたトルコが、ロシアのラブロフ外相がいしょうを首都しゅとアンカラに招まねき、8日にちにはチャウシュオール外相がいしょうが会談かいだんに臨のぞむ予定よていです。

両りょう外相がいしょうは、ロシアの軍事ぐんじ侵攻しんこうで、ウクライナの港みなとからの穀物こくもつ輸出ゆしゅつが滞とどこおっている問題もんだいについても話し合はなしあい、トルコ側がわは

▽黒海こっかいで、国連こくれんとともに海上かいじょう輸送ゆそうルートを設置せっちすることや

▽安全あんぜんのための監視かんし態勢たいせいの構築こうちくを提案ていあんする見通みとおしです。

また、これに先立さきだち、ロシアのショイグ国防こくぼう相しょうとトルコのアカル国防こくぼう相しょうは7日にち、電話でんわ会談かいだんし、トルコ国防省こくぼうしょうによりますと穀物こくもつやひまわり油ゆといった農作物のうさくもつを、安全あんぜんに輸送ゆそうするための対策たいさくなど食糧しょくりょう危機ききをめぐる問題もんだいについても意見いけんが交かわされたということです。

ロシアとトルコの外相がいしょう会談かいだんによって、ウクライナからの穀物こくもつ輸出ゆしゅつの正常せいじょう化かに向むけた糸口いとぐちを見みいだせるのか、国際こくさい社会しゃかいの注目ちゅうもくが集あつまっています。

北部ほくぶチェルニヒウの砲弾ほうだん落おちた教会きょうかい壁かべには穴あなが多数たすう

ウクライナでは、東部とうぶのドネツク州しゅうにある歴史れきし的てきに価値かちの高たかい修道院しゅうどういんがロシア軍ぐんに破壊はかいされるなど各地かくちで文化財ぶんかざいに被害ひがいが出でています。

このうちロシア軍ぐんにおよそ1か月かげつにわたって包囲ほういされた北部ほくぶチェルニヒウでは激はげしい空爆くうばくや砲撃ほうげきで多おおくの建物たてものが被害ひがいを受うけました。

18世紀せいきに建たてられた聖きよしカテリーナ教会きょうかいでは砲弾ほうだんが敷地しきち内ないに落おち、直撃ちょくげきは免まぬかれましたが、教会きょうかいの壁かべには破片はへんなどによる穴あなが数多かずおおく残のこっています。

この教会きょうかいが最初さいしょに砲撃ほうげきを受うけたのは日曜にちようの朝あさで多おおくの人ひとが礼拝れいはいに訪おとずれていましたが、全員ぜんいん無事ぶじだったということです。

聖きよしカテリーナ教会きょうかいの聖職せいしょく者しゃのペトロさんは「なぜ歴史れきし的てきな教会きょうかいを攻撃こうげきするのか理解りかいできないし憤いきどおっている。再ふたたび攻撃こうげきされるかもしれないと不安ふあんだ。早はやく終おわってほしい」と話はなしていました。

“市民しみん4253人にん死亡しぼう 272人にんは子こども” 国連こくれん人権じんけん高等こうとう弁務べんむ官かん事務所じむしょ

国連こくれん人権じんけん高等こうとう弁務べんむ官かん事務所じむしょは、ロシアによる軍事ぐんじ侵攻しんこうが始はじまったことし2月つき24日にちから今月こんげつ6日にちまでに、ウクライナで少すくなくとも4253人にんの市民しみんが死亡しぼうしたと発表はっぴょうしました。

このうち272人にんは子こどもだとしています。

地域ちいき別べつでは、

▽東部とうぶのドネツク州しゅうとルハンシク州しゅうで2455人にん、

▽首都しゅとのあるキーウ州しゅうや東部とうぶハルキウ州しゅうなど、そのほかの地域ちいきで1798人にんの死亡しぼうが確認かくにんされているということです。

また、けがをした市民しみんは5141人にんに上のぼるとしています。

ただ、国連こくれん人権じんけん高等こうとう弁務べんむ官かん事務所じむしょは、激はげしい戦闘せんとうが続つづいた東部とうぶマリウポリなどでの死傷ししょう者しゃについては、まだ確認かくにんが取とれていないとして、実際じっさいの死傷ししょう者しゃの数かずはこれを大おおきく上回うわまわるという見方みかたを示しめしています。