Actualités japonaises: 「感染が再拡大」警戒レベル引き上げ東京都モニタリング会議

「感染かんせんが再さい拡大かくだい」警戒けいかいレベル引き上ひきあげ東京とうきょう都とモニタリング会議かいぎ

Jun 30, 2022 17:06

Furigana

東京とうきょう都内とないの新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん状況じょうきょうについて、都との専門せんもん家かは「感染かんせんが再さい拡大かくだいしている」と指摘してきし、警戒けいかいレベルを1段だん引き上ひきあげました。

東京とうきょう都とは、都内とないの感染かんせん状況じょうきょうと医療いりょう提供ていきょう体制たいせいを専門せんもん家かが分析ぶんせき・評価ひょうかするモニタリング会議かいぎを開ひらきました。

この中なかで専門せんもん家かは、感染かんせん状況じょうきょうの警戒けいかいレベルを1段だん引き上ひきあげ、4段階だんかいのうち上うえから2番目ばんめの「感染かんせんが拡大かくだいしている」としました。

新規しんき陽性ようせい者しゃの7日間にちかん平均へいきんは、29日にち時点じてんで2337人にんとなり、2週しゅう連続れんぞくで前まえの週しゅうを上回うわまわっていることなどから、専門せんもん家かは「感染かんせんが再さい拡大かくだいしている」と指摘してきしました。

オミクロン株かぶのうち感染かんせん力りょくがより高たかいとされる「BA.5」の疑うたがいがあるウイルスの割合わりあいが増ふえているほか、都との発熱はつねつ相談そうだんセンターに寄よせられる相談そうだん件数けんすうも増加ぞうか傾向けいこうだということです。

専門せんもん家かは「3回かい目めのワクチン接種せっしゅを促進そくしんするとともに、高齢こうれい者しゃや重症じゅうしょう化かリスクが高たかい人ひとへの4回かい目めの接種せっしゅを加速かそくする必要ひつようがある」と指摘してきしました。

一方いっぽう、医療いりょう提供ていきょう体制たいせいは「通常つうじょうの医療いりょうとの両立りょうりつが可能かのうな状況じょうきょうである」として、警戒けいかいレベルは下したから2番目ばんめを維持いじしました。

ただ、入院にゅういん患者かんじゃは今月こんげつ22日にち時点じてんで614人にんだったのが、29日にち時点じてんでは857人にんになり、2週しゅう連続れんぞくで増加ぞうかしています。

さらに、専門せんもん家かは、熱中ねっちゅう症しょうの患者かんじゃが増ふえている影響えいきょうで、救急きゅうきゅう搬送はんそうに時間じかんがかかるケースが増ふえているとして、「今後こんごの動向どうこうを警戒けいかいする必要ひつようがある」と指摘してきしました。

専門せんもん家か「感染かんせん対策たいさくと熱中ねっちゅう症しょう対策たいさくの両立りょうりつを」

モニタリング会議かいぎで、東京とうきょうiCDCの専門せんもん家かボード座長ざちょうで東北とうほく医科いか薬科やっか大学だいがくの賀来かく満夫みつお特とく任にん教授きょうじゅは、都内とないでは新規しんき陽性ようせい者しゃの増加ぞうかとともに、猛烈もうれつな暑あつさが続つづく中なか、熱中ねっちゅう症しょうによる搬送はんそう件数けんすうも増ふえていると説明せつめいしました。

そのうえで賀来かく座長ざちょうは「きょう、ことし初はじめて、東京とうきょう都とに熱中ねっちゅう症しょう警戒けいかいアラートが出だされるなど熱中ねっちゅう症しょうのリスクが非常ひじょうに高たかまっている。暑あつさを避さけ、こまめに水分すいぶんを補給ほきゅうするなど熱中ねっちゅう症しょう対策たいさくを十分じゅうぶんに行いってもらいたい」と述のべました。