Japanese News: 第一生命「年功序列」見直しへ成果に重点置いた賃金体系に

第だい一いち生命せいめい「年功ねんこう序列じょれつ」見直みなおしへ成果せいかに重点じゅうてん置おいた賃金ちんぎん体系たいけいに

Feb 18, 2020 18:02

Furigana

生命せいめい保険ほけん大手おおての第だい一いち生命せいめいは、勤続きんぞく年数ねんすうに応おうじて給与きゅうよが上あがる「年功ねんこう序列じょれつ」の人事じんじ制度せいどを抜本ばっぽん的てきに見直みなおす方針ほうしんを固かためました。仕事しごとの達成たっせい度どに応おうじて給与きゅうよを上積うわづみする仕組しくみにし、優秀ゆうしゅうな人材じんざいの確保かくほなどにつなげるねらいです。関係かんけい者しゃによりますと第だい一いち生命せいめいは、ことし７月しちがつにも11年ねんぶりに人事じんじ制度せいどを抜本ばっぽん的てきに見直みなおす方針ほうしんです。

これまでは入社にゅうしゃ後ごの勤続きんぞく年数ねんすうに応おうじて社員しゃいんを８やっつの階層かいそうに分わけ、年数ねんすうが長ながいほど給与きゅうよが上あがる仕組しくみでしたが、これを廃止はいしし仕事しごとの達成たっせい度どに応おうじて給与きゅうよの水準すいじゅんを決きめる仕組しくみに改あらためます。

年としに１いち回かい、達成たっせい度どを評価ひょうかし優すぐれた業績ぎょうせきだと年間ねんかんの給与きゅうよが、今いまの制度せいどと比くらべて最大さいだいで1.5倍ばい程度ていどになる場合ばあいがある一方いっぽう、逆ぎゃくに評価ひょうかが悪わるければ今いまの水準すいじゅんを下回したまわる場合ばあいもあるということです。

年功ねんこう序列じょれつの要素ようそをなくし、若手わかてや中途ちゅうと採用さいようの社員しゃいんでも仕事しごとぶりや能力のうりょくで給与きゅうよが上積うわづみされる仕組しくみにすることで、優秀ゆうしゅうな人材じんざいの確保かくほなどにつなげるねらいで、会社かいしゃは、この春はるの労使ろうし交渉こうしょうで合意ごういしたい考かんがえです。

ことしの春闘しゅんとうでは、大手おおて銀行ぎんこうの三菱みつびしＵＦＪ銀行ぎんこうが基本きほん給きゅうを引き上ひきあげるベースアップの交渉こうしょうをやめ、成果せいかを重視じゅうしした新あらたな仕組しくみの導入どうにゅうを打ち出うちだすなど、より仕事しごとの成果せいかに重点じゅうてんを置おいた賃金ちんぎん体系たいけいに改あらためようという動うごきが出でています。