Actualités japonaises: クルーズ船客室待機後も感染広がったか国立感染症研究所

クルーズ船せん客室きゃくしつ待機たいき後ごも感染かんせん広ひろがったか国立こくりつ感染かんせん症しょう研究所けんきゅうじょ

Feb 19, 2020 18:02

Furigana

新型しんがたコロナウイルスの集団しゅうだん感染かんせんが確認かくにんされたクルーズ船せんについて、国立こくりつ感染かんせん症しょう研究所けんきゅうじょは、船内せんないで検疫けんえきが行おこなわれ客室きゃくしつでの待機たいきが始はじまったあとも、感染かんせんが一部いちぶの乗客じょうきゃくや乗員じょういんで広ひろがったとみられると、研究所けんきゅうじょの英語えいご版ばんのウェブサイトで報告ほうこくしました。

国立こくりつ感染かんせん症しょう研究所けんきゅうじょが、19日にち英語えいご版ばんのウェブサイトに掲載けいさいした報告ほうこくによりますと、18日にちの段階だんかいでクルーズ船内せんないで感染かんせんが確認かくにんされたのは乗客じょうきゃくと乗員じょういん合あわせて531人にんで、276人にんに発熱はつねつなどの症状しょうじょうが出でた一方いっぽう、255人にんは症状しょうじょうがなかったとしています。

この中なかで発症はっしょうした日ひの記録きろくがあるのは184人にんで、このうちの23人にんは感染かんせんを広ひろげないよう、乗客じょうきゃくの客室きゃくしつでの待機たいきが終日しゅうじつで始はじまった今月こんげつ６ろく日にち以降いこうに、感染かんせんが確認かくにんされた同室どうしつの乗客じょうきゃくから感染かんせんしたとしています。

とくに今月こんげつ13日にち以降いこうについて見みると、発症はっしょうしたうちの13人にんは乗員じょういんで、５ご人にんは同室どうしつの乗客じょうきゃくから感染かんせんしたとしています。

研究所けんきゅうじょは、船内せんないで実質じっしつ的てきに感染かんせんが広ひろがったのは、客室きゃくしつでの待機たいきが始はじまる前まえだったとする科学かがく的てきな根拠こんきょがあるとしていますが、その後そのご、検疫けんえき期間きかんの終了しゅうりょう日びに近ちかづくにつれ、感染かんせんのほとんどは乗員じょういんや客室きゃくしつ内ないの乗客じょうきゃくどうしで起おきたとみられるとしており、乗員じょういんは業務ぎょうむを続つづけなければならず、すべての人ひとを隔離かくりすることは困難こんなんだったとしています。