Actualités japonaises: 裁判記録の保存で新基準「全国紙２紙以上報道は保存」東京地裁

裁判さいばん記録きろくの保存ほぞんで新しん基準きじゅん「全国ぜんこく紙し２に紙し以上いじょう報道ほうどうは保存ほぞん」東京とうきょう地裁ちさい

Feb 20, 2020 04:02

Furigana

裁判さいばんが終おわったあとに裁判さいばんの記録きろくを永久えいきゅう的てきに保存ほぞんするか廃棄はいきするか判断はんだんしないまま、裁判所さいばんしょで放置ほうちされているケースが多おおいことから、東京とうきょう地方ちほう裁判所さいばんしょは２に紙し以上いじょうの全国ぜんこく紙しで判決はんけつが報道ほうどうされたものは保存ほぞんするなどとした新あらたな基準きじゅんをまとめました。今後こんご、全国ぜんこくの裁判所さいばんしょでも同おなじように保存ほぞんが進すすむ見通みとおしです。裁判所さいばんしょでは民事みんじ裁判さいばんが終おわると判決はんけつ文ぶんや決定けってい文ぶんはすべて保存ほぞんしますが、それ以外いがいの訴状そじょうや証拠しょうこ書類しょるいなどの裁判さいばん記録きろくは５ご年ねんが過すぎると廃棄はいきしています。

重要じゅうような司法しほう判断はんだんが示しめされた裁判さいばんでは「特別とくべつ保存ほぞん」として国立こくりつ公文こうぶん書しょ館かんに裁判さいばん記録きろくを送おくって永久えいきゅう的てきに保存ほぞんできますが、東京とうきょう地方ちほう裁判所さいばんしょではこれまで11件けんにとどまり、特別とくべつ保存ほぞんにするか廃棄はいきするかを判断はんだんしないまま５ご年ねんの保存ほぞん期間きかんを過すぎたものがおよそ270件けんにのぼっていました。

このため東京とうきょう地裁ちさいでは特別とくべつ保存ほぞんの新あらたな基準きじゅんを作つくり、裁判さいばんを担当たんとうした部ぶから申し出もうしでがあった場合ばあいや、２に紙し以上いじょうの全国ぜんこく紙しで判決はんけつが報道ほうどうされた場合ばあいは重要じゅうような裁判さいばんだとみなして裁判さいばん記録きろくを特別とくべつ保存ほぞんするということです。