新型コロナウイルスをめぐる
政府の
専門家会議の
メンバーが、
休校などの
対策による
効果の
分析結果を、
今月19
日をめどに
示す方針を
明らかにしたことについて、
萩生田文部科学大臣は、
感染の
拡大を
防止するため
当面は
休校を
続ける必要が
あるという
考えを
示しました。
新型コロナウイルスをめぐる
政府の
専門家会議の
メンバーは
9日夜、
記者会見し、
大規模イベントの
自粛要請や
休校などについて、
今月19
日をめどに
対策による
効果の
分析結果を
示す方針を
明らかにしました。
これについて萩生田文部科学大臣は閣議のあとの記者会見で「依然として警戒を緩めることはできないとの見解が示され、当面は円滑な臨時休業の実施を通じて、感染拡大防止に全力を尽くすことが最も重要だと考える。現段階で直ちに学校再開の目安を示す状況にはないと、きょうの時点では判断している」と述べ、当面は休校を続ける必要があるという考えを示しました。
また萩生田大臣は「感染予防のため、基本的には自宅で過ごすよう指導をお願いしている。健康維持のために屋外で適度な運動をすることなどは妨げるものではなく、感染リスクを極力減らしながら適切な行動をとってもらうことが重要だ」と述べました。
菅官房長官「学校再開は専門的な知見踏まえ検討」
菅官房長官は、閣議のあとの記者会見で、臨時休校を要請している学校の再開について「今後、各地域の感染の状況や、専門的な知見を踏まえつつ検討していくことになる」と述べました。
公明 山口代表「総理からおわびも」
政府与党連絡会議のあと、公明党の山口代表は記者団に対し「安倍総理大臣から、臨時休校の要請など緊急の対応について、事前に与党に十分な説明の機会が取れなかったことに対し『おわびを申し上げたい』という話と、『今後も意思疎通を図るべく努力していきたい』という話があった」と明らかにしました。