トヨタ自動車と
NTTは、24
日、
互いに
およそ2000
億円を
出資する
資本提携を
結んだと
正式に
発表しました。
自動車業界と
通信業界で
日本を
代表する
企業による
異例ともいえる
関係強化で、
世界的に
開発が
活発になっている
最先端の
街づくり「
スマートシティー」の
構想を
推進するねらいです。
発表によりますと、トヨタ自動車とNTTは、24日、資本提携を結びました。来月9日に互いにおよそ2000億円を出資し、トヨタはNTTの株式のおよそ2%、NTTはトヨタの株式のおよそ1%を取得するということです。
そのうえで、業務面でも関係を強化し、トヨタが持つ自動運転などの次世代の車の技術と、NTTが持つ高い通信インフラの技術を組み合わせ、世界的に開発が活発になっている最先端の街づくり「スマートシティー」の構想を推進していくとしています。
両社が一体となって、スマートシティーで暮らしやビジネス、人の移動などを支える基盤づくりに取り組み、トヨタが静岡県裾野市で来年建設を始める未来型の都市などに取り入れていくということです。
そして、培った技術やノウハウを世界的にほかの都市に展開していくとしています。
自動車業界では、自動運転や電動化など「CASE」と呼ばれる先端技術をめぐる競争が、また、通信業界では大容量の情報を瞬時にやり取りできる通信サービスを目指した競争がそれぞれ世界的に激しさを増していて、いずれもスマートシティーの推進に欠かせない重要な技術となります。
日本を代表する企業どうしが業界を越えた異例の関係強化に踏み切ることで、5Gの次の世代の通信規格の活用も視野に最先端の街づくりでリードしたい考えです。