アメリカの
トランプ大統領が、
知的財産の
侵害の
問題で
中国への
制裁措置の
拡大を
検討していることを
受けて、
中国商務省は
6日夜、
緊急の
記者会見を
開き、
報復措置を
用意する
構えが
あることを
強調しました。
アメリカは、
中国による
知的財産の
侵害の
問題を
受けて、
通商法301条に
基づく制裁措置を
検討していて、
3日、
500億ドルの
輸入品に
関税を
課す
原案を
発表したのに
続き、
5日には、
この額をさらに
1000億ドル
積み
増すことを
検討すると
明らかにしました。
これを受けて、中国商務省の高峰報道官は6日夜、緊急の記者会見を開き、「これは貿易の保護主義と自由貿易の間の闘争だ。自由貿易が脅かされるようであれば、世界経済全体の回復にとっても重大な脅威となる」と述べ、強く批判しました。
そのうえで、「アメリカが1000億ドルの課税リストを公表した場合、われわれはためらうことなく直ちに強力な反撃を行う」と述べ、報復措置を用意する構えがあることを強調しました。
さらに、高報道官は「このところ両国の間では経済貿易問題について交渉はしていない。こうした状況では交渉を行うのがさらに難しくなる」と述べ、アメリカの姿勢を非難しました。