14年前、
広島県廿日市市で
女子高校生が
殺害された
事件で、
逮捕された
山口県の
35歳の
男が「
ナイフを
持って
住宅に
侵入した。
騒がれて
逃げようとしたので
刺した」
などと
供述していることが、
警察への
取材でわかりました。
警察は、
住宅に
侵入した
目的など事件に
至った
詳しいいきさつを
調べています。
山口県宇部市の
会社員、
鹿嶋学容疑者(
35)は
平成16年10月、
広島県廿日市市の
住宅に
侵入し、
この家に
住む高校2年生の
北口聡美さん(
当時17歳)を
刃物で
刺して
殺害したとして、
13日に
殺人の
疑いで
逮捕されました。
警察によりますと、調べに対し容疑を認め「自宅に凶器のナイフがある」と供述したことから、部屋から小型のナイフを押収し、鑑定を進めています。
その後の調べで、鹿嶋容疑者が「ナイフを持って住宅に侵入した。騒がれて逃げようとしたので刺した」などと供述していることが、警察への取材で新たにわかりました。
これまでのところ、被害者との接点は確認されておらず、「バイクでたまたま廿日市市に行き事件を起こした」という趣旨の供述をしているということで、警察は、住宅に侵入した目的など事件に至った詳しいいきさつを調べています。
「情報箱」を撤去
容疑者の逮捕を受け、警察は15日、目撃情報などの提供を呼びかけるため廿日市市内の商業施設など6か所に置いていた「情報箱」を撤去しました。
これらの「情報箱」を含め、捜査本部には、事件の発生以降先月末までに6000件近くの情報が寄せられていたということです。
廿日市警察署の和田敏久署長は「市民の方には、長きにわたり多くの情報を提供していただくなど、捜査に協力、支援をしていただき感謝している。まだ捜査は続くので、引き続き協力をお願いしたい」と話しています。