加計学園の
獣医学部新設に
関連し、
愛媛県の
担当者が
3年前に
総理大臣官邸を
訪問した
際の
やり取りを
記したとする
文書をめぐり、
安倍総理大臣は、
柳瀬元総理大臣秘書官が
国会審議など何らかの
機会に
説明することが
望ましいという
認識を
示しました。
加計学園の
獣医学部新設をめぐり、
愛媛県の
担当者が
3年前に
学園の
関係者らとともに
総理大臣官邸を
訪問した
際の
やり取りを
記したとする
文書には、
当時、
総理大臣秘書官だった
柳瀬経済産業審議官が「
この件は、
首相案件だ」
などと
発言したと
記載されています。
26日午後、民進党や共産党などが欠席する中で開かれた参議院予算委員会で、日本維新の会が、柳瀬元総理大臣秘書官の国会招致が必要だと指摘したのに対し、安倍総理大臣は「柳瀬元秘書官は『国会の判断に従い、国会に呼ばれればしっかりと誠実にお答えする』旨を述べていると承知している」と述べました。
そのうえで、「しっかり全容を明らかにすることが信頼回復の大前提だ。国会の運営は国会がお決めになる事だが、何らかの機会があれば、柳瀬元秘書官にはさまざまな指摘に対し、知っていることをすべて明らかにしてもらいたい」と述べました。
また、安倍総理大臣は、文書で、愛媛県の職員が官邸を訪問したと記載された3年前の4月2日の官邸への訪問者を確認した結果、愛媛県や今治市などの職員が官邸を訪問したかどうかは確認できなかったと説明しました。