ファミリー
レストラン大手の「ココス」は
来年9月までに
全国のすべての
店舗を
原則禁煙にすることになりました。
外食チェーンの
間で
店舗を
禁煙にする
動きが
一段と加速しています。
全国に
およそ580店舗を
展開する「ココス」は
現在、およそ
7割の
店で
喫煙と
禁煙の
席に
分ける分煙を
行っていますが、
来年9月末までにすべての
店舗で
原則禁煙にすると
発表しました。
煙が外部に漏れない喫煙スペースは、すでに設置されている3店舗以外には設けないとしています。
会社は、子ども連れの客の要望に加えて従業員の受動喫煙を防ぐことが必要だと判断し、すべての店を禁煙にすることにしました。
受動喫煙をめぐっては、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて飲食店を原則禁煙にして、違反した場合には罰則を科す法案が今の国会に提出されています。
こうした動きを踏まえて、ファストフードやファミリーレストランが相次いで全面禁煙に踏み切っているほか、居酒屋チェーンでも来月から大半の店舗で禁煙に踏み切る会社もあり、外食チェーンの間で禁煙の動きが一段と加速しています。
「今まで以上に多くのお客さん利用して」
東京・世田谷区にある店舗は今月7日から全席を禁煙にしました。
家族で昼食に訪れていた60代の女性は「自分はたばこを吸わないので分煙されていても臭いが気になります。禁煙はとてもうれしいです」と話していました。
ココスを運営するゼンショーホールディングスの安宅真弓さんは「全席禁煙によって一時的にはたばこを吸うかたの来店が減るかもしれないが、長期的には煙が苦手なかたにも安心して来ていただけると思うので、今まで以上に多くのお客さんに利用してほしい」と話していました。