11
日、
沖縄の
アメリカ軍嘉手納基地の
F15
戦闘機が
那覇市沖の
海上に
墜落した
事故で、アメリカ
軍は13
日朝、
事故のあと
停止していた
同型機の
飛行を
再開しました。
事故から
2日後の
飛行再開に
沖縄県や
地元は
反発を
強めています。11
日、アメリカ
軍嘉手納基地に
配備されている
F15
戦闘機1機が
那覇市の
南およそ80
キロの
海上に
墜落した
事故を
受け、アメリカ
軍は
嘉手納基地の
同型機の
飛行を
停止していました。
しかしアメリカ軍は12日夜、「今回の事故はF15戦闘機全体の安全に問題があることを示すものではないと確認した」などとして飛行再開を発表し、13日午前8時前、F15戦闘機が嘉手納基地を離陸する様子が確認されました。
その後もF15戦闘機が次々と飛び立ち、基地の上空を旋回したり着陸したりする訓練を行っていました。
事故のあと、沖縄県などは原因の究明やその間の同型機の飛行停止などを求めていましたが、原因が明らかにされないまま事故から2日後に飛行が再開されたことで県や地元は反発を強めています。
沖縄県の謝花副知事はNHKの取材に対し「これまでも、どれほど抗議しても県民の不安の声に耳を貸さず、直後に飛行を再開するという事態が繰り返されており、こうした状態が日常化してしまうことはおかしい」と批判しました。
防衛相「米側が安全を確認し判断」
小野寺防衛大臣はF15戦闘機の飛行再開について「アメリカ軍嘉手納基地所属のF15すべての機体を点検し、今回の事故の初期的な事実関係を確認した結果、嘉手納基地のF15全体の安全性に問題があることを示すものではなかったということだ。アメリカ側がこのような飛行安全を確保する内容を確認したうえで飛ばしたいという報告があった。防衛省として、沖縄をはじめとする関係自治体に直ちにお知らせをした」と述べました。
そのうえで「アメリカ側が安全を確認し、今あるすべての機体を確認したうえで飛行を再開したという判断だと思う」と述べました。