アメリカの
トランプ大統領は、
北朝鮮に対して
およそ10
年にわたって
続けている
資産の
凍結などの
制裁をさらに
1年延長することを
決めました。
トランプ大統領は、
北朝鮮の
政府や
個人が
所有している
資産の
凍結や、
アメリカ人が
北朝鮮籍の
船舶を
所有することを
禁じる制裁を
1年延長することを
決め、22
日、
議会に
通告しました。
アメリカ政府はこの制裁を10年前の2008年に科してから毎年延長する手続きをとっています。
トランプ大統領は「朝鮮半島に兵器への転用が可能な核物質が存在し、拡散の危険性があることや北朝鮮政府の行動や政策は、アメリカの安全保障や外交、経済にとって脅威であり続けている」と指摘しました。
トランプ大統領は、米朝首脳会談に先立って「最大限の圧力という言葉はこれ以上使わない」と述べて北朝鮮に融和的な姿勢を示しましたが、制裁は続けていくとしていました。
今回の決定はこの方針に沿った形です。
一方、マティス国防長官とポンペイオ国務長官、それにボルトン大統領補佐官が22日、協議しました。
協議の内容は明らかになっていませんが、8月に予定されていた米韓合同軍事演習を中止したことを踏まえ、今後の対応などについて意見を交わしたものとみられます。