Báo tiếng Nhật: 障害の長男27年監禁父親に執行猶予つき判決「支援も不十分」

障害しょうがいの長男ちょうなん27年ねん監禁かんきん父親ちちおやに執行しっこう猶予ゆうよつき判決はんけつ「支援しえんも不十分ふじゅうぶん」

Jun 27, 2018 17:06

Furigana

兵庫ひょうご県けん三田みた市しで、障害しょうがいのある長男ちょうなんを長期ちょうき間かんにわたって自宅じたくのおりに閉じ込とじこめたとして73歳さいの父親ちちおやが監禁かんきんの罪つみに問とわれた裁判さいばんで、神戸こうべ地方ちほう裁判所さいばんしょは「到底とうてい許ゆるされない行為こういだが、支援しえん体制たいせいの整備せいびなどが十分じゅうぶんでなかったことも要因よういんだ」として執行しっこう猶予ゆうよのついた有罪ゆうざい判決はんけつを言い渡いいわたしました。兵庫ひょうご県けん三田みた市しの山崎やまざき喜き胤たね被告ひこく（73）は、障害しょうがいのある42歳さいの長男ちょうなんをおよそ27年ねんにわたって自宅じたく敷地しきち内ないのプレハブ小屋こやのおりに閉じ込とじこめ、このうち時効じこうの期間きかんが過すぎていない直近ちょっきんのおよそ５ご年間ねんかんについて監禁かんきんの罪つみに問とわれました。

裁判さいばんで検察けんさつが「狭せまく不ふ衛生えいせいなおりに長期間ちょうきかん閉じ込とじこめた犯行はんこうは悪質あくしつだ」と述のべたのに対にたいし、弁護べんご側がわは「適切てきせつな福祉ふくしサービスが受うけられず、家族かぞくが長年ながねん孤立こりつしたことが事件じけんの背景はいけいにある」と主張しゅちょうしていました。

27日にちの判決はんけつで神戸こうべ地方ちほう裁判所さいばんしょの村川むらかわ主しゅ和裁わさい判官ほうがんは「被告ひこくは支援しえんを受うけることに積極せっきょく的てきだったとは言いえず、長男ちょうなんの尊厳そんげんを著いちじるしくないがしろにする行為こういで到底とうてい許ゆるされない」と指摘してきしました。