北朝鮮の
国営メディアは、キム・ジョンウン(
金正恩)
朝鮮労働党委員長が
中国と
国境を
接する地域で
化粧品工場を
視察したと
伝えました。
国境地域の
視察が
伝えられたのは
2日連続で、
中国からの
経済協力への
期待を
反映した
動きという
見方が
強まっています。
北朝鮮の
国営テレビは
1日の
放送で、キム・ジョンウン
朝鮮労働党委員長が
北西部のピョンアン(
平安)
北道シニジュ(
新義州)に
ある化粧品工場を
視察したと
写真とともに、
伝えました。
写真ではキム委員長がリ・ソルジュ(李雪主)夫人とともに化粧品などを見て回る様子が写され、キム委員長は「国を代表する世界水準の化粧品をさらに多く生産し、化粧品工業の新たな全盛期を切り開かなければならない」と述べたということです。
シニジュは、中朝貿易で中国側の拠点である遼寧省丹東と、国境沿いの川を挟んで対岸にある都市で、国境地域の視察が伝えられたのは2日連続です。
また、6月30日に続いて1日も党で中国とのパイプ役を担うキム・ソンナム国際部副部長が視察に同行したと伝えられています。
中国は先月28日、北朝鮮に対する制裁緩和を求める報道機関向けの声明案を国連安全保障理事会に提出していて、キム委員長の相次ぐ視察は中国からの経済協力への期待を反映した動きという見方が強まっています。