Actualités japonaises: タイ洞窟の少年ら13人 “万全の準備整えてから救出活動に”

タイ洞窟どうくつの少年しょうねんら13人にん “万全ばんぜんの準備じゅんび整ととのえてから救出きゅうしゅつ活動かつどうに”

Jul 4, 2018 17:07

Furigana

タイ北部ほくぶの洞窟どうくつで行方ゆくえ不明ふめいになったあと、10日にち目めになって発見はっけんされた少年しょうねんなど13人にんについて、地元じもとの知事ちじは、救出きゅうしゅつを始はじめる時期じきの見通みとおしを示しめすことを避さけ、「100％の安全あんぜんを保証ほしょうしなければならない」と述のべて、万全ばんぜんの準備じゅんびを整ととのえてから救出きゅうしゅつ活動かつどうに入はいる考かんがえを示しめしました。タイ北部ほくぶチェンライ県けんでは、地元じもとサッカーチームの少年しょうねん12人にんとコーチの合あわせて13人にんが、洞窟どうくつの入り口いりくちから５ごキロ余あまり入はいった場所ばしょで全員ぜんいん無事ぶじでいることが確認かくにんされています。

しかし、洞窟どうくつ内ないの大量たいりょうの水みずに阻はばまれて動うごけないままとなっています。

救出きゅうしゅつ活動かつどうを指揮しきしているチェンライ県けんの知事ちじは、記者きしゃ団だんに対にたいして、４よん日にちから少年しょうねんたちに潜水せんすい用ようのマスクを装着そうちゃくする練習れんしゅうを始はじめてもらうなど、救出きゅうしゅつに向むけた準備じゅんびを進すすめていることを明あきらかにしました。

しかし、実際じっさいに救出きゅうしゅつを始はじめる時期じきについては「きょうは難むずかしい」と述のべるにとどまり、見通みとおしを示しめすことを避さけました。

また、「100％の安全あんぜんを保証ほしょうしなければならない」と述のべて、救出きゅうしゅつを始はじめる前まえに万全ばんぜんの準備じゅんびを整ととのえる考かんがえを示しめしました。

一方いっぽう、洞窟どうくつの前まえでは４よん日にち、少年しょうねんたちが救出きゅうしゅつされた際さいに病院びょういんへ搬送はんそうするための訓練くんれんが行おこなわれました。

兵士へいしが少年しょうねん役やくの人ひとを担架たんかに乗のせ、洞窟どうくつから救急きゅうきゅう車しゃまで運はこぶ手順てじゅんを確認かくにんしました。

現場げんばは連日れんじつの雨あめで地面じめんがぬかるんでいて、担架たんかを持もった兵士へいしが足あしを滑すべらせる場面ばめんもありました。

タイのレスキューチームに所属しょぞくするダイバーは洞窟どうくつ前まえで記者きしゃ団だんに対にたいし、「海軍かいぐんから鼻はなと口くちを含ふくむ顔かお全体ぜんたいをカバーするフルフェイス型がたの潜水せんすいマスクを15個こ準備じゅんびするよう指示しじされた」と話はなしました。

ダイバーは、また、実物じつぶつを見みせながら「フルフェイス型がたのマスクは潜水せんすいの経験けいけんのない少年しょうねんでも使つかえると思おもう」と説明せつめいしました。

フルフェイス型がたの潜水せんすいマスクは、ボンベから送り込おくりこまれた空気くうきがマスクの内側うちがわ全体ぜんたいを満みたします。通常つうじょうはボンベにつながるレギュレーターと呼よばれる装置そうちの先端せんたんを口くちでくわえて空気くうきを吸い込すいこみますが、簡単かんたんな衝撃しょうげきで口くちから外はずれてしまうおそれがあります。