河野外務大臣は、
非核化をめぐる
北朝鮮との
協議を
終えて
日本を
訪れている、
アメリカのポンペイオ
国務長官と、
韓国のカン・ギョンファ(
康京和)
外相も
交えて
会談し、
北朝鮮の
完全な
非核化と
弾道ミサイルの
廃棄に
向けて
引き続き
3か国が
緊密に
連携して
いくことを
確認しました。
アメリカのポンペイオ
国務長官は、
7日までの
2日間北朝鮮を
訪問し、キム・ジョンウン(
金正恩)
朝鮮労働党委員長の
側近のキム・ヨンチョル
副委員長と、
北朝鮮の
非核化をめぐって
協議し、
7日夜から、
就任後初めて日本を
訪れています。
河野外務大臣は、8日朝、ポンペイオ長官とおよそ1時間会談したあと、午前11時前からは、韓国のカン・ギョンファ外相も交えて、日米韓3か国の外相会合に臨みました。
会合は、およそ45分間にわたって行われ、ポンペイオ長官は、北朝鮮との協議の内容を説明し、非核化の進め方などで一定の進展があったという認識を示したうえで、日本の拉致問題を取り上げたことを明らかにしました。
そのうえで、会合では、北朝鮮の完全で検証可能、かつ、不可逆的な非核化やあらゆる射程の弾道ミサイルの廃棄に向けて引き続き3か国が緊密に連携していくことを確認しました。
河野外務大臣は、記者会見で、「日韓両国の外相で、ポンペイオ国務長官を最後の最後まで支持したい。これからも3か国の協力を強化して、北朝鮮の完全な非核化に向かっていくという、揺るぎない決意を再確認した。日本も、引き続き主要な役割を果たしていきたい。ポンペイオ長官から、北朝鮮に対し、拉致問題を提起してもらったことに感謝している。日本としては、米朝交渉が前に進むよう、国際社会と歩調をあわせて、国連安保理決議の制裁を履行できるようにしていきたい」と述べました。