台風12
号の
影響で、
神奈川県小田原市の
漁港では
整備途中の
観光施設が
高波を
受け、
施設の
一部が
大きな被害を
受けていたことがわかりました。
被害を
受けたのは、
小田原市が
来年5月の
開業に
向けて、
漁港で
整備を
進めていた
3階建ての
観光施設です。
市によりますと、建物はほぼ完成していましたが、28日夜の台風による高波で、施設の1階部分が大きな被害を受けたということです。
施設は海からおよそ15メートルの場所にあり、高さ7メートルほどの堤防もありましたが、海に面した南側の扉は波によって壊れ、ガラスが割れて散乱していたほか、大きな岩や泥が積もり、海水もたまっていました。
小田原市水産海浜課の佐藤正和課長は「ここまでの被害だとは思わず、がく然としました。商業施設なので、利用客の安全、安心を担保できなければ開業ができません。しっかりと調査を行います」と話していました。
小田原市では今後、建物の基礎部分に影響がないかなどを調査することにしていますが、来年5月の施設の開業は難しいと見ています。