南米のベネズエラで
独裁的な
政治姿勢をとるマドゥーロ
大統領が
軍の
式典で
演説中に、
爆発物を
積んだドローンの
攻撃を
受けました。
大統領にけがはなかったものの、
会場にいた
兵士7人が
負傷しました。ベネズエラで
4日、マドゥーロ
大統領が
軍の
式典に
出席して
演説をしている
最中に、
突然、
爆発音が
響きました。
演説のもようは国営テレビで中継され、爆発音のあと並んでいた兵士が逃げ惑う姿が映し出されました。
ベネズエラ政府によりますと、現場では爆発物を積んだドローンが確認されたということで、演説中の大統領を上空から狙った攻撃だとみられています。
政府によりますと、大統領は無事だったものの、会場にいた7人の兵士が負傷したと発表しました。
また、マドゥーロ大統領もその後会見し「爆発は自分を狙ったものだ。調査を行い犯人グループの一部を逮捕している。これから事件の背後関係を追及していく」などと述べました。
ベネズエラでは、マドゥーロ大統領が独裁的な政治姿勢を続ける中で経済が混乱して極度のインフレに陥り、海外に脱出する人も後を絶たず、大統領に対する不満が高まっています。