先月の
豪雨災害について
広島大学の
調査団が
7日、
報告会を
開き、
広島市では
4年前の
土砂災害を
受けて「
土砂災害特別警戒区域」が
見直されたものの、
それより
広い範囲で
土石流の
被害が
出た
地域が
あること
などが
発表されました。
広島大学は
先月の
記録的な
豪雨を
受けて
教授など30
人以上から
なる調査団を
発足させ、
土砂災害や
河川の
氾濫状況などを
調べていて、
東広島市の
キャンパスでは
7日、
4人の
教授が
調査結果を
報告しました。
このうち広島大学大学院工学研究科の土田孝教授は、今回、大きな被害が出た広島市安芸区矢野東について、4年前の広島市の土砂災害を受けて「土砂災害特別警戒区域」が見直されたものの、それより広い範囲で土石流の被害が出ていたと発表しました。
また、広島大学大学院総合科学研究科の海堀正博教授は、雨がやんで数日たってから氾濫した府中町の榎川について、それまでに長時間、大雨が続いたため、土砂災害が発生したあとも山の斜面から水が流れ出る状態が数日間続いたことが原因ではないかと指摘しました。
広島大学は、県や東広島市などとも情報を共有しながら今後も調査を進め、定期的に結果を公表することにしています。