全国で
唯一県庁所在地に
ある島根原子力発電所3号機について
島根県の
溝口知事は、
稼働の
前提と
なる国の
審査の
申請に
同意することを
表明しました。
これを
受けて
中国電力は
今月10
日にも
審査の
申請を
行う方針を
固めました。
松江市に
ある島根原発の
3号機は
福島第一原発の
事故の
前にほぼ
完成していましたが、
事故のあと
策定された
新たな
規制基準に
適合する
必要があり、
中国電力はことし
5月、
島根県と
松江市に
3号機の
審査の
申請に
同意を
求めていました。
島根県の溝口知事は7日の会見で「火力発電は二酸化炭素を排出し、再生可能エネルギーですべての電力は賄えず、原発が一定割合は必要という国の見解は理解できる」と述べました。
そのうえで「原発は安全性が重要で、専門家が客観的に審査することが大事だ」として、国の審査の申請に同意することを表明しました。
これを受けて中国電力は今月10日にも原子力規制委員会に申請を行う方針を固めました。
福島第一原発の事故のあと、新しい原発の稼働に向けた手続きが進められるのは青森県で建設中の大間原発に次いで全国で2例目です。