Actualités japonaises: 受刑者の更生へ祈りささげるミサ「温かい目で見守って」

受刑じゅけい者しゃの更生こうせいへ祈いのりささげるミサ「温あたたかい目めで見守みまもって」

Oct 13, 2018 17:10

Furigana

罪つみを犯おかして刑務所けいむしょに服役ふくえきしている人ひとたちの更生こうせいや社会しゃかい復帰ふっきを願ねがい、祈いのりをささげる珍めずらしいミサが東京とうきょう千代田ちよだ区くの教会きょうかいで開ひらかれました。受刑じゅけい者しゃや出所しゅっしょした人ひとの立ち直たちなおりを支援しえんしているＮＰＯえぬぴ-お-法人ほうじんが開ひらいたミサには、約やく200人にんが集あつまり、祈いのりをささげました。

この中なかでは、服役ふくえきの経験けいけんがある男性だんせいがことばを述のべる場面ばめんもあり、「受刑じゅけい者しゃが心こころの健すこやかさを取り戻とりもどし、よい生き方いきかたを探さがす勇気ゆうきが得えられますように」と語かたりかけました。

ミサには、ローマ法王ろ-まほうおう庁ちょうのあるバチカンの駐ちゅう日にち大使たいしも参加さんかし、「たとえ過あやまちを犯おかしても、それを自覚じかくし、服役ふくえきした人ひとは社会しゃかい復帰ふっきへの希望きぼうを失うしなってはいけない」と日本語にほんごであいさつしました。

カトリック中央ちゅうおう協議きょうぎ会かいによりますと、受刑じゅけい者しゃのために祈いのりをささげるミサはめずらしいということです。

ＮＰＯえぬぴ-お-法人ほうじんでは、受刑じゅけい者しゃ800人にんと文通ぶんつうを続つづけていますが、本人ほんにんに更生こうせいしたい気持きもちが生うまれても、出所しゅっしょ後ごに受け入うけいれてくれる職場しょくばや家いえが見みつからず生活せいかつに困こまるケースが多おおく、会場かいじょうでは、一時いちじ的てきな住すまいなどを確保かくほするための献金けんきんも行おこなわれました。

自身じしんも服役ふくえき経験けいけんのあるＮＰＯえぬぴ-お-法人ほうじんマザーハウスの五十嵐いがらし弘志ひろし理事りじ長ちょうは「多おおくの人ひとに参加さんかしてもらい感無量かんむりょうです。自分じぶんを変かえたいと思おもって歩あゆむ人ひとに対にたいしては、温あたたかい目めで見守みまもってもらえる社会しゃかいであってほしい」と話はなしていました。