韓国と
北朝鮮が
先月の
南北首脳会談での
合意に
基づいて、
軍事的な
緊張緩和の
一環として
軍事境界線にあるJSA=
共同警備区域で
進めていた
地雷の
除去作業が20
日までに
完了しました。
韓国と
北朝鮮は
先月の
南北首脳会談の
際、
軍事的な
緊張緩和を
目指した
合意書をまとめ、パンムンジョム(
板門店)のJSA=
共同警備区域で
地雷を
除去することを
盛り込みましたが、
韓国国防省の
関係者は20
日までに
予定どおりに
除去作業が
完了したと
明らかにしました。
また合意書には共同警備区域では地雷の除去完了から5日以内に、すべての武器と兵士が警戒に当たる歩哨所を撤収することも盛り込んでいます。
さらに将来的には、南北が武装せずそれぞれ35人以下で警備を行い、観光客が南北双方を自由に行き来できるようにするとしています。
一方で合意書では、軍事境界線の上空に民間機を除く飛行禁止区域を設けることや、非武装地帯のすべての歩哨所を撤収することも盛り込んでいます。
このため韓国国内からは、非核化に具体的な進展がない中、合意の履行を進めて防衛力を弱体化させるべきではないとの批判も出ています。