スペインのバルセロナで
建設が
続くサグラダ・ファミリア
教会は
世界的な
観光名所として
知られますが、
実は、133
年間にもわたってバルセロナ
市から
建設許可を
得ていない
状態でした。このほど、
教会が
日本円にして46
億円余りを
市に
支払うことでようやく
許可が
下りる運びとなりました。アントニオ・ガウディの
代表作「サグラダ・ファミリア
教会」は、136
年前の1882
年に
着工し
今なお建設が
続けられていますが、スペインの
メディアによりますと、133
年前にはバルセロナ
市から
建設許可を
得ていない
状態になり、
そのまま現在に
至ります。
理由は、教会の建設場所が着工当時は別の自治体で、その後バルセロナ市に合併された際どういうわけか建設許可が更新されなかったためだということです。
「無許可建設」という指摘に対し、教会は「バルセロナ市から連絡がなかった」と説明していましたが、市と2年間にわたって協議した結果、このほど、市に3600万ユーロ、日本円にして46億円余りを支払うことで市から建設許可が下りる運びとなりました。
教会が支払うのは、長年にわたって滞納する結果になった税金などに当たりますが、市は、それを教会に隣接する道路の補修や地下鉄から教会への新たな出口の整備など教会建設への支援に充てるとしています。