油圧機器大手の「KYB」
グループによる
免震・
制振用ダンパーの
検査データ改ざん
問題で、
会社側は
交換対象のダンパーが
使われている
施設の
公表を
始めた
一方で、
用途別で
最も多いマンション
などの
住宅では、
所有者への
直接の
説明が
行われていないということです。
今後、
住民に対し
どのような
形で
情報提供するか
課題となっています。KYB
グループは19
日、
地震の
揺れを
抑えるダンパーの
検査結果で
改ざんか、
その疑いがあり、
交換の
対象と
なるダンパーが
設置された
およそ1000
件の
物件の
うち、
官公庁の
施設70
件を
公表しました。
KYBグループによりますと、了解の得やすいものから公表しているということで、来週以降も不特定多数の人が出入りする公共性の高い施設を中心に、1週間に1回程度のペースで公表していきたいとしています。
しかし、交換対象の施設のうち用途別で最も多い4分の1以上を占めるマンションなどの住宅については、社内の態勢が整っていないことなどから、所有者への直接の説明が行われていないということです。
今後、住民に対してどのような形で情報提供するか課題となっています。
KYBの齋藤圭介専務は「態勢を組んで情報提供に取り組んでいるが、対応が後手後手に回っている。今後きちんと対応できるよう改善していきたい」と話しています。