JRA=
日本中央競馬会の
新人で18
歳の
今村聖奈騎手が
北九州市の
小倉競馬場で
勝利し、デビューから5
か月余りの
異例の
早さで、
最も格付けの
高いG1
レースに
騎乗する
条件を
満たしました。
今村騎手は中央競馬で10人目の女性騎手としてことし3月にデビューし、女性の新人騎手の最多勝利記録を更新するなど、1年目から活躍しています。
今村騎手は20日、小倉競馬場の第6レースで1番人気の馬に騎乗して大差をつけて1着に入り、地方競馬を合わせた通算の勝利数を31としました。
デビュー5年未満の騎手などが最も格付けの高いG1レースに騎乗する条件として、JRAは地方競馬の交流レースなどを含め通算で31勝以上挙げることを定めていて、今村騎手は今後、G1レースで騎乗できるようになりました。
3年前、藤田菜七子騎手がデビューから4年目でJRA所属の女性騎手として初めてG1レースに騎乗していますが、デビューから5か月余りでG1騎乗の条件を満たすのは異例の早さです。
中央競馬では日本の女性騎手がG1レースを制したことがなく、今村騎手には今後のレースで史上初の快挙達成が期待されます。
今村聖奈騎手は
滋賀県出身の18
歳。
父親がJRAの元騎手で子どものころから騎手を志しました。
中央競馬で10人目の女性騎手としてことし3月にデビューし、重心のぶれない美しい騎乗フォームを持ち味にデビューから1週間後の3月13日、阪神競馬場でのレースで初勝利を挙げました。
その後も順調に勝利を重ね、5月には10勝目をあげて新人の女性騎手として初めてデビュー1年目でふた桁勝利を記録し、現在も最多勝利の記録を更新し続けています。
また、7月3日北九州市の小倉競馬場で行われたG3のレースで重賞レースに初めて騎乗し、日本の女性騎手としては藤田菜七子騎手に続き2人目のJRA重賞勝利を挙げました。