スリランカの
最大都市、コロンボを
中心に
起きた
同時爆破テロ
事件で、スリランカ
政府は23
日、スリランカ
全土に
非常事態を
宣言し、
新たなテロを
防ぐため
厳戒態勢をしいています。スリランカでは
今月21
日、
最大都市コロンボと
その郊外などの
ホテルとキリスト
教の
教会、
合わせて
6か所で
ほぼ同時に
起きた
爆発などで
これまでに290
人が
死亡、
およそ500
人がけがをしました。
スリランカの外務省によりますと、死亡した人のうち少なくとも31人が外国人で、日本人1人が含まれています。
一連の爆発のあと、軍などが国内各地で不審物の捜索や爆発物の処理を行っていて、22日もコロンボ中心部のバスターミナルで87個の起爆装置が見つかるなど緊張が続いています。
新たなテロの発生を防ぐためシリセナ大統領は、現地時間の23日午前0時、スリランカ全土に非常事態を宣言しました。
これにより警察や軍は裁判所の令状がなくても容疑者を拘束できるなど厳戒態勢がしかれています。
一連の爆発をめぐっては、国内のイスラム過激派組織による犯行の疑いが強いとみて、警察が組織のメンバーら24人を拘束し、国際的なテロ組織との関連も捜査しています。
フランスに本部があるICPO=国際刑事警察機構は、爆発物やテロ対策などの専門家チームをスリランカに派遣し、捜査への協力を表明しています。