皇位継承に
伴う一連の
儀式などの
検討を
行う政府の
式典委員会が
開かれ、ことし10
月に
行われる、
天皇陛下の
即位を
祝うパレードについて、
皇居・
宮殿から
国会議事堂正門前を
経て
青山通りを
通って「
赤坂御所」までの、
およそ5キロの
コースとすることなどが
決まりました。
皇位継承に
伴う一連の
儀式などの
検討を
行う政府の
式典委員会が
総理大臣官邸で
開かれ、ことし10
月22
日に
実施される
天皇陛下の
即位に
伴う
祝賀パレード、「
祝賀御列の
儀」(しゅくがおんれつのぎ)の
コースについて、
事務局から
3つの
案が
示されました。
そして協議の結果、皇居・宮殿から二重橋前交差点、国会議事堂正門前を経て、平河町の交差点から青山通りに入り、「赤坂御所」までの、およそ5キロのコースとすることが決まりました。
また、パレードの車列には、天皇皇后両陛下、皇位継承順位1位の皇嗣になられた秋篠宮さまと紀子さまのほか、総理大臣と官房長官などが乗った車も加わり、およそ30分かけて行われます。
一方、パレード翌日の10月23日に総理大臣夫妻の主催で開かれる晩さん会では、狂言師の野村萬斎さん、歌舞伎俳優の市川海老蔵さん、文楽の人形遣いの吉田玉男さんが、五穀豊じょうを祈って舞う「三番叟」を、それぞれ演じることが決まりました。
また、能楽師の観世清和さんと息子の三郎太さんによる能も上演されることになりました。安倍総理大臣は会議の最後に「引き続き各式典がつつがなく、国民がこぞってことほぐ中で整然と行われるよう、精力的に検討を進めていく」と述べました。