日本新聞: 自閉症に似た症状運動すると改善かマウスで実験

自閉症じへいしょうに似にた症状しょうじょう運動うんどうすると改善かいぜんかマウスで実験じっけん

Jun 8, 2019 10:06

Furigana

発達はったつ障害しょうがいの一ひとつ、「自閉症じへいしょうスペクトラム障害しょうがい」に似にた症状しょうじょうが出でるマウスに運動うんどうをさせると症状しょうじょうが改善かいぜんした、とする研究けんきゅう成果せいかを東京とうきょう大学だいがくのグループがまとめ、新あらたな治療ちりょう法ほうの開発かいはつにつなげたいとしています。自閉症じへいしょうスペクトラム障害しょうがいは、脳のうの神経しんけい細胞さいぼうどうしのつなぎ目つなぎめの不全ふぜんが一因いちいんでおきると考かんがえられていて、主おもな症状しょうじょうとして、社会しゃかい的てきなコミュニケーションが苦手にがてだったり、同おなじ行動こうどうを何なん度ども繰り返くりかえしたりすることが知しられています。

東京とうきょう大学だいがく大学院だいがくいんの小山こやま隆太りゅうた准じゅん教授きょうじゅらのグループは、毛け繕つくろいを何なん度ども繰り返くりかえすといった自閉症じへいしょうに似にた症状しょうじょうが出でるマウスを、１いちか月かげつの間ま、運動うんどう器具きぐで自由じゆうに運動うんどうさせました。