18
日夜、
最大震度6強の
激しい揺れを
観測した
新潟県や
山形県では19
日未明から
雨が
降り、
地震の
揺れで
地盤が
緩んでいる
おそれが
あることから
土砂災害に
警戒が
必要です。
気象庁は、
揺れの
強かった
地域では
1週間程度は
最大震度6強程度の
地震が
発生する
可能性があるとして、
今後の
地震活動に
十分注意するよう
呼びかけています。
気象庁によりますと、18
日夜10
時22
分ごろ、
山形県沖の
深さ14
キロを
震源とするマグニチュード6.7の
地震が
発生し、
新潟県村上市で
震度6強、
山形県鶴岡市で
震度6弱の
激しい揺れを
観測しました。
また、震度5弱の揺れを新潟県の長岡市と柏崎市、阿賀町、山形県の酒田市と三川町、大蔵村、それに秋田県由利本荘市で観測しました。
この地震で、気象庁は、山形県から石川県にかけての沿岸に一時、津波注意報を発表し、新潟県の新潟港で10センチの津波を観測しました。
新潟県と山形県では上空の気圧の谷の影響で大気の状態が不安定になっているため19日未明から雨が降り、19日夜にかけて局地的に雷を伴って1時間に20ミリの強い雨が降るおそれがあります。
地震の激しい揺れによって地盤が緩んでいるおそれがあり、土砂災害に警戒が必要です。
また、その後も活発な地震活動が続き、19日午前11時までに震度1以上の揺れを観測する地震が18回起きていて、震度4が1回、震度3が2回、震度2が4回、震度1が11回となっています。
気象庁は、揺れの強かった地域では今後1週間程度は最大震度6強程度の地震が発生する可能性があるとして、今後の地震活動による建物の倒壊などに十分注意するよう呼びかけています。
官房長官「地震情報に注意を」
菅官房長官は午前の記者会見で「人的被害について、重傷1人、軽傷25人との報告を受けている。家屋倒壊や火災の情報は入っていない。ライフラインの状況は新潟県、山形県で最大9100戸発生していた停電は、けさ6時45分までにすべて復旧している。都市ガスの供給停止は発生していないし、ガス漏れもない。通信については固定電話、携帯電話、共に被害はなしとの報告を受けている」と述べました。
そのうえで「引き続き強い揺れを伴う余震が発生する可能性がある。揺れが大きかった地域の皆様は、自治体などの避難情報のほか、テレビ・ラジオの情報に注意して行動してほしい」と述べました。