21
日午前、
陸上自衛隊の
ヘリコプターが
訓練中に
トラブルを
起こして、
東京・
立川市に
ある駐屯地に
不時着しました。
パイロットの
命に
別状はないということですが、
機体が
大きく
損傷し、
陸上自衛隊が
トラブルの
原因を
調べています。
陸上自衛隊によりますと、21
日午前10
時ごろ、
陸上自衛隊の
UH1ヘリコプター1機が、
訓練中に
トラブルを
起こし、
東京・
立川市に
ある立川駐屯地内に
不時着しました。
乗っていたパイロットの隊員2人の命に別状はないということです。
一方、機体は大きく損傷し、NHKが午前11時ごろ、現場上空から撮影した映像では、ヘリコプターの後方が根元から折れているほか、メインローターが斜めに折れ曲がっているのが見えます。
また、ヘリコプターの周辺の地面には、えぐられたような跡があります。陸上自衛隊は当時の訓練の詳しい状況を確認するとともに、トラブルの原因を調べています。
訓練で基地内を飛行 立川駐屯地
陸上自衛隊立川駐屯地によりますと、ヘリコプターが地面にたたきつけられるように着陸する「ハードランディング」があり、機体の一部が損傷したということです。
火災の発生や基地の外に部品が飛ぶようなことはなく、2人にけがはありませんでした。
このヘリコプターは上空で不具合が発生した想定で安全に着陸する訓練を行っていたということで、基地の外での飛行はしていないということです。
岩屋防衛相「周辺住民の皆様に申し訳ない」
岩屋防衛大臣は記者会見で、「事実関係は確認中だ。ヘリコプターが地上で横転したという報告を受けている。死傷者はないという報告も受けているが、的確な情報収集につとめていきたい」と述べました。
そのうえで、「事故が起こったことについて、周辺住民の皆様に大変ご心配をおかけし、申し訳なく思っている」と述べ、陳謝しました。