Actualités japonaises: 「即位礼正殿の儀」天皇陛下が即位を内外に宣言

「即位そくい礼れい正殿せいでんの儀ぎ」天皇てんのう陛下へいかが即位そくいを内外ないがいに宣言せんげん

Oct 22, 2019 13:10

Furigana

ことし５月ごがつの皇位こうい継承けいしょうに伴ともなって、新あらたに即位そくいした天皇てんのう陛下へいかが即位そくいを内外ないがいに宣言せんげんされる「即位そくい礼れい正殿せいでん（そくいれいせいでん）の儀ぎ」が皇居こうきょ・宮殿きゅうでんで行おこなわれました。天皇てんのう陛下へいかは「国民こくみんの幸しあわせと世界せかいの平和へいわを常つねに願ねがい、国民こくみんに寄り添よりそいながら、憲法けんぽうにのっとり、日本にっぽん国こく及および日本にっぽん国民こくみん統合とうごうの象徴しょうちょうとしてのつとめを果はたすことを誓ちかいます」と述のべられました。

「即位そくい礼れい正殿せいでんの儀ぎ」は国事こくじ行為こういとして行おこなわれる「即位そくいの礼れい」の中心ちゅうしんとなる儀式ぎしきで、天皇てんのう陛下へいかは皇居こうきょ・宮殿きゅうでんの「松まつの間ま」で皇后こうごうさまとともに臨のぞまれました。

儀式ぎしきには秋篠宮あきしののみやご夫妻ふさいをはじめ、11人にんの皇族こうぞく方かたが参列さんれつされたほか、外国がいこくの元首げんしゅや王族おうぞく、それに内閣ないかく総理そうり大臣だいじんなど三権さんけんの長ちょうや各界かくかいの代表だいひょうなど、およそ2000人にんが参列さんれつしました。

21日にち夜よるから降り続ふりつづく雨あめのため、中庭なかにわに整列せいれつする予定よていだった古式こしきゆかしい装束しょうぞくの職員しょくいんは人数にんずうを減へらして屋内おくないに配置はいちされました。

天皇てんのう陛下へいかは平安へいあん時代じだいから儀式ぎしきでの天皇てんのうの装束しょうぞくとされる「黄櫨染こうろぜん御ご袍ほう（こうろぜんのごほう）」に身みを包つつんで「松まつの間ま」に入はいり、正面しょうめん中央ちゅうおうに置おかれた高たかさ６ろくメートル50センチ近ちかくある「高御座たかみくら（たかみくら）」の台座だいざにのぼられました。

続つづいて十二単じゅうにひとえ（じゅうにひとえ）を着きた皇后こうごうさまが「高御座たかみくら」と並ならんで置おかれた高たかさ５ごメートル50センチほどの「御ご帳とばり台だい（みちょうだい）」にのぼられました。

午後ごご１いち時じ12分ふん、侍従じじゅうと女官にょかんによって、「高御座たかみくら」と「御ご帳とばり台だい」のとばりが開あけられると両りょう陛下へいかが姿すがたを見みせられました。

そして天皇てんのう陛下へいかが即位そくいを内外ないがいに宣言せんげんするおことばを述のべられました。

この中なかで天皇てんのう陛下へいかは「国民こくみんの幸しあわせと世界せかいの平和へいわを常つねに願ねがい、国民こくみんに寄り添よりそいながら、憲法けんぽうにのっとり、日本にっぽん国こく及および日本にっぽん国民こくみん統合とうごうの象徴しょうちょうとしてのつとめを果はたすことを誓ちかいます。国民こくみんの叡智えいちとたゆみない努力どりょくによって、我が国わがくにが一層いっそうの発展はってんを遂とげ、国際こくさい社会しゃかいの友好ゆうこうと平和へいわ、人類じんるいの福祉ふくしと繁栄はんえいに寄与きよすることを切せつに希望きぼういたします」と述のべられました。