Actualités japonaises: 【随時更新】ロシアウクライナに軍事侵攻（27日の動き）

【随時ずいじ更新こうしん】ロシアウクライナに軍事ぐんじ侵攻しんこう（27日にちの動うごき）

Nov 27, 2022 10:11

Furigana

ロシアによるウクライナに対にたいする軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづいています。

ウクライナの各地かくちでロシア軍ぐんとウクライナ軍ぐんが戦闘せんとうを続つづけていて、大勢たいせいの市民しみんが国外こくがいへ避難ひなんしています。戦闘せんとうの状況じょうきょうや関係かんけい各国かっこくの外交がいこうなど、ウクライナ情勢じょうせいをめぐる27日にち（日本にっぽん時間じかん）の動うごきを随時ずいじ更新こうしんでお伝おつたえします。

（日本にっぽんとウクライナは7時間じかん、ロシアのモスクワとは6時間じかんの時差じさがあります）

ゼレンスキー大統領だいとうりょう“ロシアが食料しょくりょう危機きき招まねいている”改あらためて非難ひなん

ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは、食料しょくりょうの安全あんぜん保障ほしょうに関にかんする国際こくさい会議かいぎを開催かいさいし、ロシアが食料しょくりょう危機ききを招まねいていると改あらためて非難ひなんしました。そのうえでウクライナとしては、国際こくさい社会しゃかいと協力きょうりょくしてアフリカなどへの農産物のうさんぶつの輸出ゆしゅつを進すすめる考かんがえを強調きょうちょうしました。

ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうの呼よびかけで首都しゅとキーウで26日にち開ひらかれた国際こくさい会議かいぎには、およそ30の国くにや国際こくさい機関きかんの代表だいひょうがオンラインで参加さんかしたほか、ベルギーやポーランドなどの首脳しゅのうが対面たいめん形式けいしきで出席しゅっせきしました。

このなかでゼレンスキー大統領だいとうりょうは「ロシア軍ぐんがわれわれの食料しょくりょうの輸出ゆしゅつを妨害ぼうがいし、世界せかいを飢餓きがの瀬戸際せとぎわに追おいやっている」と述のべ、改あらためてロシアを非難ひなんしました。

そのうえでゼレンスキー大統領だいとうりょうは「来年らいねんの春はるの終おわりまでに穀物こくもつを積つんだ少すくなくとも60隻せきの船ふねをエチオピアやスーダンなどに送おくる予定よていだ。少すくなくとも世界せかいの500万まん人にんを飢餓きがの危機ききから防ふせぐことができる」と述のべ、国際こくさい社会しゃかいと協力きょうりょくしてアフリカなどへの農産物のうさんぶつの輸出ゆしゅつを進すすめる考かんがえを強調きょうちょうしました。

ウクライナで26日にちは、90年ねん前まえ、当時とうじのソビエトが引き起ひきおこしたとされる「ホロドモール」と呼よばれる大だい飢ききんの犠牲ぎせい者しゃを追悼ついとうする日ひにあたります。

ゼレンスキー大統領だいとうりょうとしては、この日ひに合あわせて食料しょくりょうの安全あんぜん保障ほしょうに関にかんする国際こくさい会議かいぎを開ひらくことで、改あらためてロシアを非難ひなんするとともに食料しょくりょう問題もんだいの解決かいけつに主体しゅたい的てきに取り組とりくむウクライナの姿勢しせいを強調きょうちょうするねらいもあるとみられます。

ロシアで新あらたな動員どういんの可能かのう性せい議論ぎろんか

ロシアでは、ことし9月つきに踏み切ふみきった予備よび役やくの動員どういんに続つづき、新あらたな国民こくみんの動員どういんの可能かのう性せいについて政権せいけん内ないで議論ぎろんされているという見方みかたも出でています。

ウクライナの国営こくえい通信つうしんもウクライナ軍ぐん関係かんけい者しゃの話はなしとして「ロシア軍ぐんが『戦争せんそうに勝利しょうりするには500万まん人にんを動員どういんする必要ひつようがある』とする文書ぶんしょがロシア軍ぐんの内部ないぶに配くばられている」と伝つたえていて、近ちかい将来しょうらい、新あらたな動員どういんの可能かのう性せいがあると警戒けいかいを強つよめています。

プーチン政権せいけんは、先月せんげつ、計画けいかくしていた30万まん人にんの動員どういんが完了かんりょうしたと発表はっぴょうしましたが、その後そのごも追加ついかの動員どういんをめぐる報道ほうどうや臆測おくそくが出でています。

ロシア大統領だいとうりょう府ふのペスコフ報道ほうどう官かんは今月こんげつ21日にち「新あらたな動員どういんについてクレムリンで議論ぎろんされていない」と述のべるなど、繰り返くりかえし否定ひていしています。

ウクライナロシア兵へいに兵器へいきの使い方つかいかた指導しどうのイラン軍事ぐんじ顧問こもんを殺害さつがい

ウクライナの国家こっか安全あんぜん保障ほしょう・国防こくぼう会議かいぎのダニロフ書記しょきは、今月こんげつ24日にち付づけのイギリスの有力ゆうりょく紙し、ガーディアンのインタビューに対にたいし、ロシアが一方いっぽう的てきに併合へいごうした南部なんぶクリミアでイランの軍事ぐんじ顧問こもんを殺害さつがいしたと明あきらかにしました。

イランの軍事ぐんじ顧問こもんは、ロシア兵へいに対にたいしイラン製せいの自爆じばく型がたの無人むじん機きの使い方つかいかたをクリミアで指導しどうしていたとみられていて、ダニロフ書記しょきは「彼かれらがテロリストと協力きょうりょくしてわれわれの国くにの破壊はかいに加担かたんするなら、殺害さつがいしなければならない」としています。

ウクライナへの侵攻しんこうを続つづけるロシア軍ぐんが深刻しんこくな兵器へいき不足ふそくに陥おちいっているとみられるなか、ロシア軍ぐんはミサイルだけでなくイラン製せいの無人むじん機きを攻撃こうげきに使つかっているとされています。

イラン政府せいふも今月こんげつになってロシアへの無人むじん機きの供与きょうよを一転いってんして認みとめています。

さらに今月こんげつ、プーチン大統領だいとうりょうの側近そっきん、パトルシェフ安全あんぜん保障ほしょう会議かいぎ書記しょきがイランを訪問ほうもんしてライシ大統領だいとうりょうらと会談かいだんし、イラン製せいの弾道だんどうミサイルをロシアに売却ばいきゃくすることについても協議きょうぎした可能かのう性せいが指摘してきされ、両国りょうこくの軍事ぐんじ面めんの接近せっきんにウクライナや欧米おうべい各国かっこくが警戒けいかいを続つづけています。

ロシアと同盟どうめい関係かんけいのベラルーシマケイ外相がいしょうが急死きゅうし死因しいんなど不明ふめい

ロシアと同盟どうめい関係かんけいにあるベラルーシの大統領だいとうりょう府ふは26日にち、マケイ外相がいしょうが死亡しぼうしたことを明あきらかにしました。

地元じもとの国営こくえい通信つうしん社しゃは急死きゅうししたとしていますが、詳くわしい死因しいんなどは伝つたえていません。

マケイ氏しは、1993年ねんにベラルーシ外務省がいむしょうに入はいり、ルカシェンコ大統領だいとうりょうの補佐ほさ官かんや大統領だいとうりょう府ふ長官ちょうかんを務つとめたあと、2012年ねんから外相がいしょうを務つとめていました。64歳さいでした。

ことし2月つき、ロシアによるウクライナ侵攻しんこう直後ちょくごには、交渉こうしょうに臨のぞむ両国りょうこくの代表だいひょう団だんをベラルーシに迎むかえたほか、9月つきの国連こくれん安全あんぜん保障ほしょう理事りじ会かいの閣僚かくりょう級きゅう会合かいごうでは「交渉こうしょうを始はじめるのは早はやければ早はやいほどいい」と述のべ両国りょうこくがすみやかに交渉こうしょうのテーブルにつくべきだとしていました。

ロシアの国営こくえい通信つうしんによりますと、マケイ氏しは28日にちにロシアのラブロフ外相がいしょうとの会談かいだんを予定よていしていたということです。

ベラルーシにあるロシア大使館たいしかんはSNSに「強つよい衝撃しょうげきを受うけている。外相がいしょうとして両国りょうこくの関係かんけい強化きょうかに大おおきく貢献こうけんした。深刻しんこくで取り返とりかえしのつかない損失そんしつだ」と投稿とうこうしました。

ヨーロッパ3国こくの首相しゅしょうがウクライナ訪問ほうもん継続けいぞく的てきな支援しえんを約束やくそく

ロシア軍ぐんによるインフラ施設しせつへの攻撃こうげきで電力でんりょく供給きょうきゅうに深刻しんこくな影響えいきょうが出でているなか、ベルギーやポーランドなどの首相しゅしょうが26日にち、ウクライナの首都しゅとキーウを訪おとずれ、継続けいぞく的てきな支援しえんを約束やくそくしました。

このうちベルギーのデクロー首相しゅしょうは26日にち、キーウでゼレンスキー大統領だいとうりょうと会談かいだんし、共同きょうどう記者きしゃ会見かいけんのなかで「いまは、もっとも厳きびしい状況じょうきょうにあるウクライナの人々ひとびとに私わたしたちの支援しえんを示しめす重要じゅうようなときだ。この戦争せんそうを乗り切のりきるために必要ひつようなことは何なにでもする」と述のべました。